「円高メリット」が5位にランクイン、1ドル=105円台突入で注目度上昇<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が5位にランキングされている。
週明け5日の東京為替市場で急激な円高が進行。午前10時過ぎ時点で、一時1ドル=105円80銭前後と、前週末2日の午後5時時点に比べ1円強の大幅なドル安・円高となっている。年初の1月3日以来、7カ月ぶりに105円台に突入した。
この急激な円高進行は、景気悪化要因になるとの懸念が膨らみ、この日の日経平均株価は前週末に比べ500円近い大幅安。トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>、キヤノン<7751>など輸出株を中心に売りが膨らんでいる。
一方、輸入業者を中心に円高メリット株に対する注目度が上昇している。具体的には、王子ホールディングス<3861>や日本製紙<3863>など紙パ企業には木材チップなどの輸入を通じた円高メリットが期待できるほか、冷凍食品のニチレイ<2871>やマルハニチロ<1333>や極洋<1301>といった水産株は原材料の輸入でのメリットが期待できる。東京電力ホールディングス<9501>や東京ガス<9531>など原油や天然ガスを輸入している電力・ガス会社への恩恵が見込める。輸入品の国内での販売比率の高い家具・インテリア製造小売りチェーンのニトリホールディングス<9843>、靴小売り専門最大手のエービーシー・マート<2670>なども注目されている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)