前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2019年10月29日 5時20分

■荒川化 <4968>  1,562円 (-78円、-4.8%)

東証1部の下落率8位。荒川化学工業 <4968> が大幅安で3日続落。25日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を820億円から730億円(前期比8.2%減)へ、営業利益を43億円から26億円(同27.0%減)へ、純利益を30億円から17億5000万円(同55.0%減)へ下方修正したことが嫌気された。電子部品向け材料などの需要が大きく減少していることに加えて、水素化石油樹脂の生産拠点を置くドイツのコンビナートが再度停止し、それに関連してコストが増加したことが要因としている。

■ゼンリン <9474>  1,870円 (-52円、-2.7%)

ゼンリン <9474> が反落。25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)連結業績について、売上高が278億円から268億円(前年同期比4.9%減)へ、営業損益が収支均衡から3億3000万円の赤字(前年同期7億3800万円の黒字)へ、最終損益が収支均衡から2億2000万円の赤字(同5億8700万円の黒字)へ下振れて着地したようだと発表しており、これを嫌気した売りが出ている。業績下振れは、マーケティングソリューションやオートモーティブ関連が減少したという。

■日本光電 <6849>  3,190円 (-60円、-1.9%)

日本光電 <6849> 反落。前週末25日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(4-9月)連結業績について、売上高が845億円から897億円(前年同期比13.5%増)へ、営業利益が45億円から70億円(同64.3%増)へ、純利益が27億円から39億円(同0.4%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、目先の材料出尽くし感から28日は売りが優勢となった。消費税増税前の駆け込み需要や、大学や官公立病院市場における新築移転に伴う大口商談の受注などにより、国内市場が好調に推移したことが牽引。また、販管費の一部が第3四半期以降にずれ込む見通しとなったこともプラスに働いた。

※28日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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