「サイバーセキュリティ」が26位にランク、五輪を控え体制強化へ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 5G
3 全固体電池
4 国土強靱化
5 半導体
6 人工知能
9 半導体製造装置
10 防災
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「サイバーセキュリティ」が26位となっている。
内閣サイバーセキュリティセンターは8日、重要インフラ14分野を対象にサービス障害対応のためのサイバー演習「2019年度分野横断的演習」を実施した。これは情報通信や電力といった重要インフラ事業者のサイバー対策を強化することを目的とし、2006年度から毎年実施しているもので、今回で14回目。演習は東京オリンピック・パラリンピックの期間中に重要インフラを狙うサイバー攻撃でシステム障害が発生した場合が想定され、東京・大阪の会場及び各自職場から過去最大となる約5000人(前年度は約3000人)が参加した。
18年の平昌オリンピック・パラリンピックではサイバー攻撃が原因とみられるシステム障害が発生しており、官民を挙げて対応できる体制を構築することが求められている。重要インフラがサイバー攻撃を受けると、大規模な停電や交通網のマヒなど大きな被害につながる恐れがあるだけに、サイバーセキュリティー関連銘柄への関心が再び高まっている。
関連銘柄としては、Webフィルタリング大手のデジタルアーツ<2326>、クラウド型システム監視サービスを運用するセキュアヴェイル<3042>、ネットワークセキュリティー製品を販売するテリロジー<3356>、政府機関や大手企業などに対して製品・サービスの豊富な提供実績を持つFFRI<3692>、セキュリティーソリューションサービスを展開しているラック<3857>、標的型攻撃対策を手掛けるアズジェント<4288>などが挙げられる。