「5G」関連がランキング首位、“IoT社会の進化系”と融合へ<注目テーマ>

特集
2019年11月26日 12時21分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 セルロースナノファイバー

3 量子コンピューター

4 クラウドゲーム

5 クラウドコンピューティング

6 人工知能

7 全固体電池

8 半導体

9 国土強靱化

10 半導体製造装置

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「5G 」が1位となっている。

次世代高速通信規格である「5G 」が株式市場で投資テーマとして再び輝きを放ち始めた。ビッグデータ人工知能(AI)の普及、更にIoT社会の到来と融合する形で、高速・大容量、同時多数接続、超低遅延を実現する5Gはこれまでとは比べものにならない付加価値の高いサービスの創出を可能とする。その範疇も4G時代までとは大きく異なる。スマートフォンの映像ダウンロード能力を飛躍的に高めるのはもちろんだが、そうした狭い領域ではなく、今後は5G環境のもとで産業機械や医療機器、自動車などがIoT端末と化していく時代へと進む。

そのなか、5G は通信速度が最大20Gbps、多端末同時接続では1平方キロメートル当たり100万台、加えて1ミリ秒という圧倒的な低遅延性などケタ違いのキャパシティーを有する。スマートシティ構想や、コネクテッドカーなど“IoTの進化系”の基盤として5Gは必須の通信技術であるからこそ、株式市場でも脚光を浴びている。

スウェーデンの通信機器大手エリクソンは5Gの契約数が2025年末までに世界で26億件に達するとの見通しを示している。また、総務省では5Gの経済効果は日本国内だけでも46兆8000億円と試算しており、その巨額の数字が示唆するように、我々の日常やビジネスを構造的に変えてしまうインパクトを持つ。日本の通信インフラはグローバルで見てもクオリティーの高い安定した基盤を提供できる点で大きな強みを持っている。5Gの技術開発競争では欧米、韓国、中国などの後塵を拝したが、元来日本が有する技術力を前面に押し出して、官民を挙げて世界にキャッチアップする動きが今後強まりそうだ。

関連銘柄としては、NTTドコモ<9437>、KDDI<9433>、ソフトバンク<9434>の通信メガキャリア及び新規参入を果たした楽天<4755>。NEC<6701>や富士通<6702>など大手通信機メーカーも商機が高まることになる。通信計測器ではアンリツ<6754>やアルチザネットワークス<6778>。アンテナメーカーの日本アンテナ<6930>や原田工業<6904>なども関連有力株に位置付けられる。このほか、santec<6777>、アイレックス<6944>、双信電機<6938>なども注目。古野電気<6814>、ギグワークス<2375>、ザインエレクトロニクス<6769>なども併せてマークしたい。

出所:MINKABU PRESS

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