「コロナウイルス」関連がランキングトップ、感染拡大が続き世界同時株安に<注目テーマ>

特集
2020年2月25日 12時21分

★人気テーマ・ベスト10

1 コロナウイルス

2 マスク

3 テレワーク

4 5G

5 遠隔医療

6 院内感染

7 人工知能

8 エイズ

9 インバウンド

10 

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「コロナウイルス」がランキング1位となっている。

新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大が、アジアのみならず欧米など世界的規模に及んできたことで、これを嫌気する形で株式市場も世界同時安の局面に入っている。個人消費の減退や、製造業のサプライチェーン・リスクなどが大きく懸念されており、東京市場でも主力株をはじめ広範囲に売りを浴びている。

日本では政府の専門家会議が感染状況について24日に記者会見を開き、これから1~2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際になるとの見解を示している。また、これにさかのぼって22日、厚生労働省は、富士フイルムホールディングス<4901>が2008年に買収した富山化学が開発した「アビガン」について、新型コロナウイルスにも効果があるとの見方から新型肺炎患者を対象にこの薬の投与を始めたことを発表した。「アビガン」はこれまで新型インフルエンザ薬として注目されていた経緯がある。きょうは、全体相場が波乱展開を余儀なくされているが、そのなか富士フイルムは逆行高を演じている。

このほか、川本産業<3604>や大幸薬品<4574>など一連の防疫関連株の一角が買われているが、総じて値動きが荒く、朝方カイ気配で始まった中京医薬品<4558>やアゼアス<3161>、マナック<4364>などはマイナスに転じている。

出所:MINKABU PRESS

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