【今週読まれた記事】攻めの“バーゲンハンター”か、じっくり仕込む“高配当株”か

特集
2020年3月7日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は2月29日から3月5日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

今週も市場に重くのしかかった新型コロナウイルスの感染拡大。日経平均株価は政府や日銀の対策を材料に2万1000円どころを堅持してきましたが、週末になって再び売り込まれ2万0749円で取引を終えました。ここは日経平均のPBR1倍の水準となり、下値のメドとして意識されるポイントです。証券ジャパン 調査情報部長の大谷正之氏は3日配信の<相場観特集>で「今後1ヵ月程度の日経平均の想定レンジは2万500~2万2500円を見込んでいる。陰の極は近く、今後一段安があっても下値は限定的だろう」と見通しを示しています。

といってもこの状況下、ただ買い向かうのは危険です。「個別株より指標関連株を仕込んで回復を待ちたい。それもさらなる下落を想定、資金を2~3回に分けて戦略的に買い下がる」という作戦を推奨するのは人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 明けぬ夜はない、自律反発を待つ!」の北浜氏。2月27日のNYダウの下落幅1190ドル(-4.41%)を見ても「これくらいなら、大慌てすることはないな」と余裕の構えを見せる北浜氏。ブラックマンデー時の22.6%の暴落やサブプライムローンバブル崩壊の経験者が語る「今回の下落率はそれらに比べると小さいことは確認しておきたい」という言葉には説得力があります。

一方、「富田隆弥の【CHART CLUB】 『NY暴落、続く乱高下』」の富田氏は「過去の相場を振り返っても、亀裂を入れた相場は二段下げや二番底を確認しにいくのが常である」と指摘。底入れには時間がかかるとの認識です。様々な角度から語られる相場コラムはどの記事も多くの方に読まれています。お見逃しなく。

【杉村富生の短期相場観測】 ─ 歴史上の相場巧者はみんなバーゲン・ハンター!

【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─ 「この2週間がひとまず山場になるか」

植草一秀の「金融変動水先案内」 ―パンデミックリスクへの警戒-

武者陵司 「新型コロナウイルスと米国株高シリーズ(3)」<前編>

武者陵司 「新型コロナウイルスと米国株高シリーズ(3)」<後編>

大谷正之氏【日経平均6日ぶり反発、目先底入れかそれとも…】(1) <相場観特集>

山田勉氏【日経平均6日ぶり反発、目先底入れかそれとも…】(2) <相場観特集>

今週のアクセスランキングトップは、先週の暴落で追い証回避の投げ売りが一巡し、目先バーゲンハンティングのタイミングが訪れている可能性が高いとして“好実態かつテーマ性を内包した銘柄で、リバウンド期待に富む逆張り候補20銘柄”を選出した「暴落相場で拾う『逆張り特選20銘柄』、バーゲンハンターが目覚める時 <株探トップ特集>」が獲得しました。

2位には「波乱相場だからこそ輝く、じっくり仕込む『高配当優良株』6銘柄精選 <株探トップ特集>」がランクイン。トップの“バーゲンハンター”があくまで短期的なリバウンドを狙う、“攻め”の特集であるのに対し、こちらは配当利回りに着目した“じっくり仕込む”銘柄群。「過去10年で減配したことがない」「利回り4%超」という超優良6銘柄です。両記事ともこの下落相場だからこその特集となっており、必見の内容です。

テーマ関連の記事は今週も新型コロナウイルスとその周辺テーマに人気が集中しました。「新型コロナで関心、『スマートグラス関連株』にマーケットの熱視線 <株探トップ特集>」は、遠隔地からの指示や情報提供などに活用できる“スマートグラス”が、新型コロナウイルスの感染拡大によって改めて注目を浴びている状況をリポートして多くのアクセスを獲得しました。また、政府が新型コロナウイルスへの対策を“水際作戦”から“感染拡大防止”に舵を切ったことから新たな切り口のテーマとして浮上した「新型コロナ相場第2幕、『院内感染防止』関連株にマーケットの視線 <株探トップ特集>」もよく読まれランキング上位入りしています。

そのほか、先週配信した「『巣ごもり』関連に進路を取れ、新型コロナで“株高思惑”浮上中 <株探トップ特集>」は2週連続のランクイン。コロナ関連以外の記事では、商用化が順次スタートする“5G”への関心が高まっています。

ビジネスチャットに投資の視線、新型コロナ拡大で新たなる活躍株輩出へ <株探トップ特集>

「5G」関連が4位、商用化が順次スタートで再注目場面へ<注目テーマ>

「巣ごもり」が4位にランクイン、新型肺炎による外出手控えで新需要も<注目テーマ>

「コロナウイルス」関連がランキングトップ、感染拡大が続き世界同時株安に<注目テーマ>

「院内感染」が10位にランクイン、新型肺炎対策新たな段階で関心高まる<注目テーマ>

企業業績のチェックも怠れません。20年3月期第3四半期の決算発表から、足元好調で“業績上方修正”する可能性の高い企業をリストアップした「上方修正“先回り”、20年3月期【業績上振れ】候補〔第1弾〕 <成長株特集>」がトップ15入り、週後半の5日に配信した「上方修正“先回り”、20年3月期【業績上振れ】候補〔第2弾〕 <成長株特集>」も上位入りとなるなど大人気となりました。

定番の<割安株特集>では、「3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 『東証1部』編 <割安株特集>」が多くのアクセスを獲得し上位入り。そのほか以下の記事もランクインしています。銘柄選択の参考になさってください。

3月配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 「2部・新興」編 <割安株特集>

【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 3月4日版

10万円以下で買える、増収増益&低PER「お宝候補」19社 【東証1部】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、増収増益&低PBR「お宝候補」20社 【2部・新興】編 <割安株特集>

“株探プレミアム専用コラム”は、今週2記事を配信。まずは株探プレミアム・リポート「世間を騒がせたアパート3銘柄、再浮上のポイントはどこ? -上」。施工不備、融資審査資料の改ざん、ガス爆発事故の“アパートお騒がせ3銘柄”、各社のその後を徹底取材した上下編です。初回は2万棟にも及ぶ施工不備が発覚したレオパレス21 <8848> にスポットを当て、その後の影響と補修率などから株価再浮上の可能性を検証します。

2記事目は大人気シリーズの第4回「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技 内田衛さんの場合-第4回」。今回は内田さんが投資に失敗し、大損した経験談がメインとなります。いま“すご腕”と呼ばれる投資家が過去にどのような失敗を犯したのか、そこからどのように復活を遂げたのか、参考になる事柄が多いと思います。株探プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でお読みいただけますのでぜひご覧ください。

また、株探プレミアムは初回登録時のみ30日間の“無料体験”ができますので、この機会にぜひお試しください。この欄には書ききれない株探プレミアムの魅力的な機能は、リニューアルして見やすくなった「株探プレミアムのご紹介」ページをぜひご覧ください。ご登録をお待ちしております。

引け後の材料をまとめてチェックできる株探の定番人気記事「【明日の好悪材料】」と「本日の【サプライズ決算】」。今週もすべてランキング入りする結果となっています。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (2月28日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月2日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月3日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月4日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (3月5日発表分)

★本日の【サプライズ決算】速報 (02月28日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月02日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月03日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月04日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (03月05日)

その日の相場を振り返り、翌日の投資戦略を指南する「明日の株式相場戦略」。今週は、一時450円あまりの戻り足をみせたものの、先週の暴落からの自律反発の域を出ず、売り方に焦りを感じさせる水準には程遠いと指摘した「明日の株式相場戦略=相場底入れのゴールデンセオリー」がトップ10入りとなりました。また、そのほかの記事もすべて上位30位以内に入る人気となっています。

明日の株式相場戦略=相場底入れのゴールデンセオリー

明日の株式相場戦略=巣ごもり、テレワーク周辺に勝機

明日の株式相場戦略=総論と離れ各論で突破口を探す

明日の株式相場戦略=5G関連で上値獲り、全体は嵐の気配

来週の株式相場戦略=2万円ラインの攻防も、騰落レシオは底値示唆

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