話題株ピックアップ【夕刊】(2):いちご、ネクステージ、ヘリオスTH

注目
2020年4月6日 15時18分

■アクシアル <8255>  3,970円  +215 円 (+5.7%)  本日終値

新潟を地盤にスーパーマーケットを展開するアクシアル リテイリング<8255>が6日ぶりに反発。同社はきょう午前10時30分頃に、3月度の月次業績を公表。既存店売上高は前年同月比7.62%増(2月は6.84%増)となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。既存店の客単価が同5.96%増(2月は0.99%増)に伸びたほか、客数が同1.57%増(2月は5.80%増)と堅調に推移したことが寄与した。なお、全店ベースの売上高は同9.18%増(2月は9.36%増)だった。

■大阪有機化学工業 <4187>  1,421円  +76 円 (+5.7%)  本日終値

大阪有機化学工業 <4187> が急反発。3日大引け後に発表した20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結経常利益が前年同期比25.5%増の11.9億円に伸びて着地したことが買い材料視された。半導体材料が旺盛な需要を背景に販売が好調だったことが寄与。化粧品原料や機能材料で利益率の高い製品の販売が増加したことも大幅増益に貢献した。

■いちご <2337>  230円  +12 円 (+5.5%)  本日終値

3日に発表した「3月メガソーラー発電量は16.4%増」が買い材料。

太陽光発電所の3月発電量は前年同月比16.4%増。

■GMO-FH <7177>  451円  +19 円 (+4.4%)  本日終値

GMOフィナンシャルホールディングス<7177>が大幅反発。3日取引終了後、3月の月次開示情報(速報)を発表。傘下のGMOクリック証券の3月店頭FX売買代金(一日平均)が前月比2.3倍の8兆6060億円に拡大しており、これを好感する買いが向かった。また、3月の株式売買代金(一日平均)も前月比27.2%増と大きく伸びたことも好材料視された。

■ネクステージ <3186>  511円  -68 円 (-11.7%) 一時ストップ安   本日終値  東証1部 下落率トップ

ネクステージ<3186>が急落。前週末3日の取引終了後、20年11月期の連結業績予想について、、売上高を2700億円から2450億円(前期比11.7%増)へ、営業利益を78億円から30億円(同50.7%減)へ、純利益を53億円から18億5000万円(同56.6減)へ下方修正したことが嫌気された。新型コロナウイルス感染症の対策として、外出の自粛が今後も続くと予想され、来店数の減少などにより計画通りの販売台数の確保が難しくなると想定されることなどが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高616億9400万円(前年同期比25.6%増)、営業利益3億500万円(同77.3%減)、純利益7100万円(同91.2%減)だった。また、上限を700万株(発行済み株数の9.24%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は4月6日から7月31日までで、資本効率の向上と成長戦略実現に向けた機動的な資本政策を遂行するため、更に株主還元の一環として実施するとしている。

■プレナス <9945>  1,652円  -12 円 (-0.7%)  本日終値

プレナス<9945>が大幅安で6日続落。3日大引け後、20年2月期の連結最終損益を従来予想の8億3000万円の赤字から29億3400万円の赤字へ下方修正すると発表しており、これを嫌気する売りが向かった。店舗などの固定資産に係る減損損失として第4四半期に22億2200万円を特別損失に計上することが響く。また、消費税増税や天候不順の影響で既存店売上高が計画未達となったことも下振れの要因となる。

■トライステージ <2178>  279円  +79 円 (+39.5%) 一時ストップ高   本日終値

トライステージ <2178> [東証M]が急騰。3日大引け後に発表した20年2月期の連結経常利益は前の期比48.5%増の4億円に伸びて着地。続く21年2月期は前期比2.8倍の11.1億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は前期までに実施した不採算事業からの撤退で利益率が大きく回復する。広告改善効果の高いAIツールを活用した顧客開拓の実施などでWEB事業が黒字化するほか、ダイレクトメール発送代行の採算改善を目指す。

■コックス <9876>  128円  +30 円 (+30.6%) ストップ高   本日終値

3日に発表した「布マスクを販売開始」が買い材料。

洗って使える布マスク「やわマスク」の予約販売をオンラインストアで開始。

■ヘリオスTH <6927>  370円  +80 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

ヘリオス テクノ ホールディング<6927>が急反発。トランプ米大統領が3日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑止のため、外出時のマスク着用を推奨すると発表したことを受けて、3月26日にマスク生産設備の販売開始を発表した同社に思惑的な買いが入った。また、これまでは健康な人へのマスク着用を勧めていなかった世界保健機関(WHO)も3日、マスクの感染拡大を抑える効果を認める姿勢を示しており、これも手掛かり材料視されたようだ。

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