本日注目すべき【好決算】銘柄 トーセイ、ニトリHD、クリエイトS (6日大引け後 発表分)

注目
2020年4月7日 7時01分

6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トーセイ <8923>   ★12-2月期(1Q)税引き前は79%増益、自社株買い実施も発表

◆20年11月期第1四半期(19年12月-20年2月)の連結税引き前利益は前年同期比79.4%増の53.5億円に拡大して着地。不動産流動化事業で収益オフィスビルや賃貸マンションの再生販売が拡大し、37.6%の大幅増収を達成したことが寄与。

併せて、発行済み株式数の1.5%に相当する70万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。

クリエイトS <3148>   ★6-2月期(3Q累計)経常が17%増益で着地

◆20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比16.6%増の123億円に伸びて着地。主力のドラッグストア事業で消費税増税前の駆け込み需要や新型コロナウイルス流行に伴う特需が発生したことに加え、出店拡大効果やポイントカードの導入・利用推進施策が奏功したことも収益拡大要因となった。

通期計画の153億円に対する進捗率は81.0%に達しており、業績上振れが期待される。

東海ソフト <4430>   ★6-2月期(3Q累計)経常が34%増益で着地

◆20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比33.9%増の3億7500万円に拡大して着地。自動車関連や産業機器メーカーの旺盛な開発需要を背景に、組み込み開発案件が好調だったほか、製造関連業務システム開発も拡大し、14%の大幅増収を達成したことが寄与。

通期計画の4億6000万円に対する進捗率は81.5%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、東証及び名証1部指定記念株主優待を実施すると発表。20年5月末時点で100株以上を保有する株主に対し、一律クオカード1000円分を贈呈する。

東名 <4439> [東証M]  ★上期経常を29%上方修正

◆20年8月期上期(19年9月-20年2月)の連結経常利益を従来予想の3.8億円→4.9億円に29.5%上方修正。増益率が13.8%増→47.3%増に拡大する見通しとなった。光回線を中心とした通信環境サービス「オフィス光119」の契約保有回線数が堅調に推移する中、経営の効率化に加え、解約負担金や人件費が想定を下回ったことが利益を押し上げた。

ニトリHD <9843>   ★今期経常は3%増で34期連続最高益、7円増配へ

◆20年2月期の連結経常利益は前の期比6.3%増の1095億円で着地。続く21年2月期も前期比3.4%増の1133億円に伸び、34期連続で過去最高益を更新する見込みとなった。今期は主力のニトリ、都市型小型店のデコホームを中心に出店を進め、前期比54店舗の純増を計画する。既存店売上高は上期が前年同期期比3.8%減少するものの、下期は同1.0%増に転じる見通し。

併せて、今期の年間配当は前期比7円増の115円に増配する方針とした。

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