5万円以下で買える、高ROE&好業績 10社選出【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2020年5月29日 19時30分

少ない資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。

東証1部上場企業では271社が最低投資金額5万円以下で購入できる。今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるのかという観点からROEに注目した。ROEが高い銘柄は効率的に株主資本を活用できているといえるほか、機関投資家が投資先候補として選定することも期待される。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が5万円以下、(2)予想ROEが10%以上、(3)今期の経常利益予想が増益を見込む、――を条件に投資妙味が高まる10社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※ROE、最低投資金額は29日現在)

なお、31日(日)16時に「5万円以下で買える、高ROE&好業績【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。

最低投資   予想  ┌ 経常利益 ┐

コード 銘柄       金額   ROE 増益率  予想額  決算期

<2353> 日本駐車場   14100  32.04   6.0   4400  20/07

<2060> フィードワン  18600  10.39   1.1   5800  21/03

<6093> エスクロAJ  20400  12.17  10.9   490  21/02

<2749> JPHD    28300  12.07   7.5   2153  21/03

<3675> クロスマーケ  33300  24.74  15.7   1330  20/12

<4767> TOW     35500  14.16   4.9   2115  20/06

<7187> ジェイリース  40900  12.31  42.9   150  21/03

<3245> ディアライフ  47500  22.12  17.3   4000  20/09

<2461> ファンコミ   47600  13.38   0.1   3790  20/12

<6727> ワコム     48600  15.50  16.5   6050  21/03

※単位はROE、増益率が%、経常利益が百万円、最低投資金額が円。

※対象条件について、直近予想の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。

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