グリムスが反発、非開示だった21年3月期経常は7%増で最高益見通し
グリムス<3150>が反発している。1日取引終了後に非開示だった21年3月期の連結業績予想を発表。売上高168億5300万円(前期比8.8%増)、経常利益23億1800万円(同6.9%増)に伸び、いずれも過去最高を更新する見通しとなったことが好材料視された。
今期はエネルギーコストソリューション事業が収益をけん引する。電子ブレーカーの販売拡大を主軸に、LED照明や業務用エアコンなどの省エネ設備をクロスセルで販売する計画だ。また、急成長の原動力となってきた小売電気事業は大幅増収を継続する一方、天候要因による電力調達価格の上昇が重しとなりセグメント利益は10%減益を見込む。併せて、経済産業省の「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業」に採択されたことを明らかにした。同実証事業には18年度から参画し、今年度が最終年度になるという。