ブイキューブが7連騰、高収益サービス好調で20年12月期営業利益予想を上方修正
ブイキューブ<3681>が一時、前日比192円(15.4%)高し7連騰。1日の取引終了後、20年12月期の連結業績予想について、営業利益を5億円から5億7500万円(前期2億8400万円の赤字)へ、最終利益を2億5500万円から5億3500万円(前期比15.7倍)へ上方修正したことが好感されている。
注力事業の一つである製薬業界向けセミナーの延期が多数発生していることや、「テレキューブ」を中心としたアプライアンス事業で商談の延期や納品の遅延が多数発生していることから、売上高は72億3700万円から72億100万円(同13.1%増)へ下方修正した。ただ、在宅勤務が急速に浸透したことでWeb会議「V-CUBE ミーティング」の新規受注やプランアップの申し込みが相次いでいることや、就職説明会や株主総会などのオンラインソリューションの需要が急拡大しており、これら収益性の高いサービスが堅調に推移していることが利益を押し上げる見込み。また、シンガポール子会社の清算方針を決定したことに伴い、繰延税金資産を計上する見込みとなったことも最終利益を押し上げる。
最終更新日:2020年06月02日 09時32分