東京株式(大引け)=263円高、先物主導の買い戻しで上値指向継続

市況
2020年6月2日 15時56分

2日の東京株式市場はリスクを取る動きが継続、日経平均は一時300円以上の上昇で2万2400円台まで上値を伸ばす場面があった。

大引けの日経平均株価は前営業日比263円22銭高の2万2325円61銭と続伸。東証1部の売買高概算は13億3573万株、売買代金概算は2兆4090億3000万円。値上がり銘柄数は1716、対して値下がり銘柄数は391、変わらずは62銘柄だった。

きょうの東京市場は前日に続きリスク選好の流れで日経平均は上値を指向した。前日発表された5月の米ISM製造業景況感指数が4か月ぶりに上昇したことを受け、経済再生への期待が相場を支えた。外国為替市場で1ドル=107円台後半と円安方向に振れたことや、アジア株市場が総じて堅調な値動きを示したこともあって、海外ヘッジファンドによる先物を絡めた買い戻しが日経平均を押し上げる形となった。業種別では証券や不動産株が強い動きを示した。全般は短期的な過熱感も拭えず、激化する米中対立や米国内のデモなどが先行き不透明要因として上値を重くし、日経平均は引け際の手仕舞い売りで伸び悩んだ。ただ、値上がり銘柄数は全体の8割を占め、売買代金も2兆4000億円台と前日を上回った。

個別では、売買代金首位のソフトバンクグループ<9984>が強く、トヨタ自動車<7203>も堅調。ソニー<6758>も売買代金を膨らませ上昇、キーエンス<6861>も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクがしっかりだったほか、日立製作所<6501>も上値を追った。株価低位のシステムソフト<7527>がストップ高となり、ディー・エル・イー<3686>も値幅制限いっぱいに買われた。SMN<6185>も値を飛ばした。

半面、任天堂<7974>が冴えず、ファーストリテイリング<9983>も小安い。第一三共<4568>も大きく値を下げた。曙ブレーキ工業<7238>、enish<3667>が大幅安となり、ナカバヤシ<7987>も下落した。IBJ<6071>、さくらインターネット<3778>が下値を探り、ダイドーグループホールディングス<2590>、マーベラス<7844>なども軟調。

出所:MINKABU PRESS

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