【↓】日経平均 大引け| 小反落、手掛かり材料難で方向感つかめず (6月24日)

市況
2020年6月24日 16時17分

日経平均株価

始値  22541.01

高値  22663.29(10:32)

安値  22479.86(12:36)

大引け 22534.32(前日比 -14.73 、 -0.07% )

売買高  11億6942万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆0337億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は小幅反落、手掛かり材料難で方向感つかめず

2.ナスダック指数が連日最高値も終盤伸び悩みやや慎重ムード

3.前引けはプラス圏も後場に軟化、為替のドル安・円高など重荷

4.業種別では33業種中29業種安く、個別も7割が値下がり

5.新型コロナ感染拡大への警戒感もあり売買代金盛り上がらず

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比131ドル高と続伸した。アップルが最高値を更新するなどハイテク株を中心に買いが流入し堅調に推移した。

東京市場では手掛かり材料難のなか、方向感の定まりにくい展開で日経平均株価は前日終値を挟み強弱感が対立、結局小幅反落して引けた。

24日の東京市場は、買い手控えムードが強かった。ただ売り圧力も限定的で、日経平均は前日終値を挟み売り買いが交錯する展開となった。前日の欧米株が総じて高く、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合指数が8連騰で連日の最高値更新と好調だったが、新型コロナウイルス感染拡大に対する懸念から終盤伸び悩む展開となっており、これを受け東京市場でもリスクを取る動きは限定的。外国為替市場でドルが売られ、1ドル=106円台半ばと円高に振れたことなども、市場心理を冷やした。前引け時点では日経平均はプラス圏だったが、後場に入ると売りに押される展開。東証1部の業種別では33業種中29業種が安く、個別株も値下がり銘柄数が全体の7割を占め、売買代金も盛り上がりを欠いた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が売りに押され、オリエンタルランド<4661>、JT<2914>なども値を下げた。富士フイルムホールディングス<4901>が冴えず、JR東日本<9020>も水準を下げた。安永<7271>が急落、ディー・エル・イー<3686>、アイモバイル<6535>なども安い。クロス・マーケティンググループ<3675>、レオパレス21<8848>も下落した。

反面、ファーストリテイリング<9983>が堅調、トヨタ自動車<7203>も買いが優勢だった。レーザーテック<6920>、富士通<6702>なども上昇した。日本通信<9424>が活況高、神戸物産<3038>も買いが優勢だった。アイ・オー・データ機器<6916>、クロスキャット<2307>が値を飛ばし、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>も物色人気。東海ソフト<4430>、サイバーリンクス<3683>も値を飛ばした。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、エムスリー <2413> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、日産化 <4021> 、電通グループ <4324> 、アステラス <4503> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約35円。うち22円はSBG1銘柄によるもの。

東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)精密機器、(2)輸送用機器、(3)ゴム製品、(4)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)繊維製品、(3)電気・ガス業、(4)パルプ・紙、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△Jテック・C <3446> [東証M]

中小企業庁が公募したサポイン事業に採択。

△ディディエス <3782> [東証M]

鈴鹿市教育委員会に「Themis」が導入。

△コムチュア <3844>

センシンロボティクスと資本業務提携。

△クラウドW <3900> [東証M]

「コロナ禍でギグワーカー増加」との報道。

△BASE <4477> [東証M]

「BASE」の越境EC対応へ。

△レアジョブ <6096> [東証M]

定款を一部変更し「有料職業紹介事業」など追加。

△LTS <6560> [東証M]

7月8日付で東証1部へ市場変更。

△ハークスレイ <7561>

上限3.19%の自社株買いを発表。

△クレオス <8101>

新型コロナウイルスを99.9%不活性化するマスク販売へ。

△しまむら <8227>

6月既存店売上高が10ヵ月ぶり前年上回る。

▼チムニー <3178>

20年3月期は28億円の最終赤字に転落。

▼三協立山 <5932>

20年5月期業績は営業利益が計画下振れ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)アイオデータ <6916> 、(2)クロスキャト <2307> 、(3)デザインワン <6048> 、(4)IRジャパン <6035> 、(5)イー・ギャラ <8771> 、(6)ギークス <7060> 、(7)ハークスレイ <7561> 、(8)ガンホー <3765> 、(9)藤倉化 <4620> 、(10)東海ソフト <4430>

値下がり率上位10傑は(1)安永 <7271> 、(2)ランド <8918> 、(3)DLE <3686> 、(4)石川製 <6208> 、(5)ベルーナ <9997> 、(6)アイモバイル <6535> 、(7)豊和工 <6203> 、(8)トランシティ <9310> 、(9)ワッツ <2735> 、(10)クロスマーケ <3675>

【大引け】

日経平均は前日比14.73円(0.07%)安の2万2534.32円。TOPIXは前日比6.64(0.42%)安の1580.50。出来高は概算で11億6942万株。東証1部の値上がり銘柄数は576、値下がり銘柄数は1522となった。日経ジャスダック平均は3511.85円(3.46円高)。

[2020年6月24日]

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