「ドローン」が14位にランク、国内外で進む空の物流改革に関心<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「ドローン」が14位となっている。
物流業界の慢性的な人手不足や新型コロナウイルス感染防止の観点などから、国内外でドローン配送を巡る動きが活発化している。各メディアは1日、米アマゾン・ドット・コムがこのほど、米連邦航空局(FAA)から小型無人機(ドローン)を使った宅配サービスの認可を受けたと報道。これにより、ドローンへの関心が一段と高まっている。
国内では8月31日に、KDDI<9433>とJAL<9201>、JR東日本<9020>、ウェザーニューズ<4825>、Terra Drone(東京都渋谷区)が東京都の公募に対して、「東京都におけるドローン物流プラットフォーム社会実装~ドローンを活用したまちづくり~」を提案し、採択されたことが明らかになった。このプロジェクトでは、アフターコロナでの物流改革を見据え、薬局や病院などに対する医薬品のドローン配送や、駅周辺施設のフードデリバリー・警備など、ドローンサービスに関するビジネスモデルを検討し、2021年度に東京都内で行う予定の実証実験を通じて運用の課題や収益性などを検証する。
また、直近では神戸市やトルビズオン(福岡市)などが六甲山でドローン配送の実用化に向けた実証実験を実施し、セイノーホールディングス<9076>が運送ノウハウを提供したほか、ソフトバンク<9434>が通信面で協力。アインホールディングス<9627>とANAホールディングス<9202>、トッパン・フォームズ<7862>などはオンライン診療やオンライン服薬指導と連動したドローンによる処方箋医薬品配送の実証実験を行っている。