前週末4日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2020年9月7日 5時20分

■GMO-PG <3769>  10,710円 (-900円、-7.8%)

東証1部の下落率2位。GMOペイメントゲートウェイ <3769> が大幅続落。SMBC日興証券が3日付で、目標株価を8600円から1万1700円へ引き上げた一方、投資評価を「1」から「2」へ引き下げたことが嫌気された。同証券では、成長ストーリーの一つであった対面決済市場の成長を投資家が享受するには、今年7月に上場した子会社GMOフィナンシャルゲート <4051> [東証M]に投資する選択肢ができたことや、コロナ禍における特需によって業績が押し上げられていると考えられるが、現在の株価はこれらの好調を織り込み済みであると考えること、などを指摘している。

■東エレク <8035>  27,410円 (-770円、-2.7%)

東京エレクトロン <8035> 、レーザーテック <6920> 、アドバンテスト <6857> など半導体製造装置関連株が軒並み安。3日の米国株市場ではNYダウが一時1000ドルを超える下げとなるなど波乱安に見舞われており、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数の下げが5%近くに達し特に目立ったほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数は5.7%安と暴落した。画像処理半導体大手のエヌビディアは9%超の下げ、半導体製造装置世界トップのアプライドマテリアルズも5.6%安と大きく値を崩しており、この流れが東京市場にも波及している。

■村田製作所 <6981>  6,561円 (-104円、-1.6%)

村田製作所 <6981> が4日ぶり反落となったほか、TDK <6762> 、アルプスアルパイン <6770> など電子部品メーカー大手が総じて売りに晒された。3日の米国株市場では、これまで全体相場の牽引役だったアップルなどを中心に株価を急落させる主力銘柄が相次ぎ、NYダウなど主要株指数の暴落につながった。ここまで快調に最高値圏を走っていたアップルは3日に8%も株価を下落させ、一気に25日移動平均線とのプラスカイ離を解消する水準まで値を下げた。これを受けて、セラミックコンデンサーで世界シェアトップの村田製をはじめ、アップルが販売するiPhoneの有力サプライヤーである日本の電子部品株にも連想売りが広がった。

■ベクトル <6058>  874円 (-12円、-1.4%)

ベクトル <6058> が続落。4日、ゲームコンテンツ開発を主事業とした子会社を設立し、ハイパーカジュアルゲーム分野に参入すると発表したが、市場の反応は限定的のようだ。子会社ColorfulTailsは、ハイパーカジュアルゲームの広告収益観点におけるメディア面としての成長性や、ゲーム内プレイスメントやブランドコラボレーションによるゲーム開発といったクライアント企業向けのコミュニケーションツールとしての活用の可能性に着目して設立。今後は、世の中のニーズに合わせたゲームタイトルを随時発表するとともに、グループ内のアセットを活用し、グループ内の各事業とゲーム分野の連携による新たなサービスの開発などを展開するとしている。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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