注目銘柄ダイジェスト(前場):ラクーンHD、みち銀、ポールHDなど

市況
2020年9月7日 12時17分

ロゼッタ<6182>:3600円(+10円)

反発。電話通訳や現場通訳を手掛けるOyraa(東京都新宿区)と相互独占業務提携を行うと発表している。Oyraaはリアルタイムでの通訳マッチング機能を持つグローバル・オンライン・プラットフォームを提供しており、ロゼッタが目指す世界中の人々が言語フリーで交流等ができるグローバル・ユビキタスの実現に向け、通訳のリアルタイム・マッチングシステムで提携する。

ポールHD<3657>:895円(-89円)

急落。先週末に上半期の決算を発表、営業利益は12.8億円で前年同期比20.8%減益となり、従来予想の15.5億円を下回る着地になった。主力のデバッグ・検証事業の売上伸び悩みが響いた。5-7月期も第1四半期同様の減益率となっている。通期計画の35.9億円、前期比1.6%増益見通しに変更はないが、上半期の下振れ着地を映して、コンセンサスは切り下がる流れとなっているようだ。

みち銀<8350>:1162円(+102円)

急騰。青森銀行<8342>と経営統合に向けた案が浮上と報じられている。統合が実現すれば青森県内でのシェアは7割以上を占めることになる。これまで競合関係であったが、2019年には包括提携にカジを切っており、今後は統合まで視野に入れ、経営基盤の強化を検討などとされている。仮に統合が実現すれば、独占禁止法の適用除外とする特例法の第1号案件となる見通し。なお、両行では統合前提の協議は行っていないと否定的なコメントを発表。

ラクーンHD<3031>:1939円(+339円)

連日のストップ高。引き続き、3日に発表した好決算を評価する動きが優勢になっている。「スーパーデリバリー」の流通額が想定以上に増加しており、通期営業利益予想は従来の8.1-9.0億円のレンジから11.8-12.7億円のレンジに上方修正。年間配当金を前期比9.5円増の16.0円へ大幅に引き上げていることも、インパクトを強めさせている。非対面での経済活動重視といった社会経済環境の変化を背景に、当面の需給環境は追い風とみられている。

ソフトバンクG<9984>:5918円(-416円)

大幅続落。米ハイテク株のデリバティブで数千億円規模の取引をしていることが分かったと伝わっている。同社による売買が8月以降の株価急上昇の一因になった可能性とも指摘されている。デリバティブ取引の現在のポジションは不明で、すでに利益が確定されているとの見方もあるようだが、結果的に米国株式市場の変調を誘って、ビジョンファンドなどの収益悪化につながるとの懸念などが先行。同社への投資リスクの高まりも意識される形に。

マクドナルド<2702>:5170円(+50円)

大幅高。8月の既存店売上高が前年同月比12.4%増になったと発表している。前月の1.0%増から加速し、2カ月連続のプラスとなった。客数は3.2%減(前月13.2%減)、客単価は16.1%増(同16.4%増)。全店ベースの売上高は12.9%増(同1.4%増)だった。8月は前年と比べて休日が多かった。また、新型コロナウイルスの影響で夏休みを地元で過ごす人が多かったこと、都市部でのイートイン利用が戻りつつあることも売上増につながった。

ケア21<2373>:2110円(+163円)

年初来高値。20年10月期の営業利益を従来予想の9.00億円から13.00億円(前期実績11.26億円)に上方修正している。施設系事業所の稼働率が当初予想より向上した。また、在宅系事業所での新規利用者獲得のための施策効果が予想を上回り、利益効率が改善したことも利益を押し上げる見込み。第3四半期累計(19年11月-20年7月)の営業利益は前年同期比49.8%増の11.13億円で着地している。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.