本日注目すべき【好決算】銘柄 日本コークス、大東建、三和HD (19日大引け後 発表分)

注目
2020年10月20日 7時01分

19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日本コークス <3315>   ★上期経常を57%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常損益を従来予想の7億円の黒字→11億円の黒字(前年同期は2.6億円の赤字)に57.1%上方修正した。コークス製品市況が堅調に推移し、コークス事業の採算が改善したことなどが上振れの要因となった。

大東建 <1878>   ★上期経常を29%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の420億円→540億円に28.6%上方修正。減益率が32.8%減→13.7%減に縮小する見通しとなった。手持ち工事が想定より進捗し、売上高が計画を上回ったことが寄与。新型コロナウイルス感染拡大に伴う営業活動の一部自粛で販管費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。

DVx <3079>   ★上期経常を59%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.5億円→2.4億円に59.5%上方修正。減益率が66.2%減→46.1%減に縮小する見通しとなった。売上高が計画通りに推移するなか、価格交渉の妥結による利益改善やインセンティブの獲得、販売商品構成の良化、販管費の減少などが寄与し、採算が大きく向上した。

三和HD <5929>   ★上期経常を96%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の46億円→90億円に95.7%上方修正。減益率が57.4%減→16.6%減に縮小する見通しとなった。新型コロナウイルス感染症の拡大によるマイナス影響が想定より軽微にとどまったことが上振れの要因。

イントラスト <7191>   ★上期経常を13%上方修正、通期も増額、配当も0.5円増額

◆21年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の5億円→5.6億円に13.1%上方修正。弁護士移管事案が想定より少なかったことによる貸倒費用の抑制に加え、リモートワークの推進で人件費や通信費が減少したことなどが利益を押し上げた。

上期業績の好調に伴い、通期の同利益も従来予想の11億円→11.7億円に6.1%上方修正。増益率が7.5%増→14.0%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

併せて、上期配当を従来計画の5円→5.5円(前年同期は4円)に増額した。年間配当は10.5円(前期は9円)になる。

南陽 <7417>   ★今期経常を30%上方修正、配当も11円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→17.5億円に29.6%上方修正。減益率が38.1%減→19.8%減に縮小する見通しとなった。建設機械事業で令和2年7月豪雨の復旧工事が始まった影響に加え、産業機器事業における国内客先訪問の再開、ロボット関連や半導体市場などの段階的な需要回復なども寄与する。

業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の48円→59円(前期は66円)に増額修正した。

大建工 <7905>   ★上期経常を54%上方修正

◆21年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の22億円→33.8億円に53.6%上方修正。減益率が47.6%減→19.5%減に縮小する見通しとなった。第1四半期に需要の落ち込みが大きかった米国住宅市場が、7月以降に想定を上回る形で急回復したことが上振れの要因となった。

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