ログイン
2020年12月4日 18時11分
市況

来週の株式相場に向けて=年末ラリーへ主役交代の気配

今週の日経平均株価は前週比106円高の2万6751円と、0.4%の小幅高にとどまった。11月に記録的な上昇を遂げた日経平均だったが、2万7000円大台を前にして上値が重くなっている。一方で、週末に失速はしたものの、今週前半は東証マザーズ指数が大幅に上昇する場面があった。前週比は0.9%高。マザーズ指数が日経平均を上回るのは4週間ぶりだ。

変化の兆しはこれだけではない。規模別では、東証大型株指数の前週比0.6%安に対し、東証小型株指数が0.2%安となった。小型株が大型株を上回るのは実に10週間ぶり。来週の東京株式市場は、足元で始まっている大型株優位から新興株・小型株優位な相場への移行がさらに進む可能性がある。日経平均の予想レンジは2万6200円~2万7200円。

11月の東京株式市場は米大統領選挙通過、相次ぐコロナワクチン開発進展のニュースを受け、世界景気回復への期待感から主力大型株優位の相場が続いた。日経平均が前月比3456円高、率にして+15.0%の記録的上昇を遂げた一方で、TOPIXは+11.1%、マザーズ指数は+5.2%の上昇にとどまった。規模別では東証大型株指数の+12.1%に対し、中型株は+10.9%、小型株は+5.6%と大型株優位は明らかだった。

しかし、師走相場が始まった今週、マザーズ指数が日経平均を、小型株指数が大型株指数を上回る推移となったことで、物色の方向性には変化が見えている。

マザーズ指数は10月14日に1368.19ポイントをつけてから、11月2日の1146.76ポイントまで2週間余りで16.2%下落。その後は75日移動平均線に支えられたボックス推移が続いた。その間、海外マネー流入などにより東証1部の大型株は活況に湧いていたが、新興株や小型株の多くは“蚊帳の外”。個人投資家にとっては、フラストレーションの溜まりやすい相場だった。

この状況もいよいよ変わりつつある。東京株式市場は次々に物色対象が変わる資金循環の効いた相場が続いている。新興株、小型株に資金が回り始める時期は目前に迫っていると見ていいだろう。来週は年末ラリーの主役がステージに登場する週とりなりそうだ。

来週は、海外では7日に中国11月貿易収支、独10月鉱工業生産指数、9日に中国11月消費者物価指数、10日に米11月消費者物価指数が発表される。日本では7日に10月景気動向指数(速報値)、9日に10月機械受注が発表される。(胡乱華)

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2020年12月04日 18時12分

関連記事・情報

  1. 【今週読まれた記事】希少! “一転増益”サプライズ銘柄6選 (12/05)
  2. 【村瀬智一が斬る!深層マーケット】 ─ SQ週で膠着か、需給や新年期待のテーマ.. (12/05)
  3. 富田隆弥の【CHART CLUB】 「師走相場、もう一段の上昇も」 (12/05)
  4. 武者陵司「2021年コロナ制圧、世界同時好況が視野に、怒濤の日本株高も」.. (12/04)
  5. 今週の【早わかり株式市況】5週連続上昇、ワクチン巡り錯綜も底堅さを発揮 (12/05)
  6. 今週の【話題株ダイジェスト】 不二精機、ショーケース、エヌピーシー (11月30.. (12/04)
  7. レーティング週報【2段階格上げ↑】 (11月30日-12月4日)
  8. ラッシュそしてダッシュの12月、でも2年前の大ヤラレを教訓に一歩ずつ着実に (12/04)
  9. 10万円以下で買える、財務健全・低PER・低PBR 16社【東証1部】編 <割安株特集> (12/04)
  10. 上方修正“先回り”、21年3月期【業績上振れ】候補 〔第2弾〕 <成長株特集> (12/03)

人気ニュース (直近8時間)

  1. 1
    【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (1月19日発表分) New! 注目
  2. 2
    明日の株式相場に向けて=躍進する半導体、裏街道に量子コンピューター 市況
  3. 3
    話題株ピックアップ【夕刊】(1):太陽誘電、東レ、ブイキューブ 注目
  4. 4
    ★本日の【サプライズ決算】速報 (01月19日) 注目
  5. 5
    前場に注目すべき3つのポイント~再生エネルギー関連やマザーズ銘柄に個人主体の資金集中か 市況
人気ニュースベスト30を見る
ログイン プレミアム会員登録
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘することを目的としておりません。
投資の最終決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、 China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.