「電気自動車関連」が9位にランク、35年までに新車すべて電動化へ<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「電気自動車関連」が9位となっている。
菅義偉首相は18日の施政方針演説で、2035年までに新車販売で電動車100%を実現すると明言した。政府が昨年12月下旬に策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」では目標時期を2030年代半ばとしていたが、年限を明確化したことで電気自動車(EV)の普及に弾みがつきそうだ。
政府は「グリーン成長戦略」で、この10年間はEVの導入を強力に進め、世界をリードする産業サプライチェーンとモビリティー社会を構築することを掲げている。自動車メーカーや関連業界は対応を迫られることになり、日産自動車<7201>、トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>のほか、車載電池を手掛けるパナソニック<6752>やトラクションモーターシステム(E-Axle)を提供する日本電産<6594>の動向に注目。
リチウムイオン電池向け正極材を扱う田中化学研究所<4080>や戸田工業<4100>、リチウムイオン電池向けセパレーター(絶縁体)を手掛けるニッポン高度紙工業<3891>やダブル・スコープ<6619>、モーター用巻線機大手の小田原エンジニアリング<6149>、EVモーター用高速回転グリース潤滑玉軸受などを提供するジェイテクト<6473>、モーターとギアボックスを一体化した製品を手掛けるユニバンス<7254>などのビジネス機会も拡大しそうだ。
また、EV市場が一段と拡大するためには充電インフラの整備が欠かせず、充電器を展開するモリテック スチール<5986>、東光高岳<6617>、日東工業<6651>、新電元工業<6844>、ニチコン<6996>などにも商機がある。