「フィンテック」が20位、仮想通貨やキャッシュレス、デジタル通貨など切り口多彩<注目テーマ>
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10 2020年のIPO
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「フィンテック」が20位となっている。
金融とテクノロジーを融合させる「フィンテック」への関心が高まっている。この分野においては、直近ではビットコイン価格上昇を背景にマネックスグループ<8698>などの仮想通貨関連株が脚光を浴びている。足もとビットコイン価格は、16日に一時1ビットコイン=5万ドルの大台乗せを達成した。
一方、キャッシュレスの側面からもフィンテックに注目が集まっている。コロナ禍による非接触ニーズの高まりからクレジットカードや電子マネー決済などの導入が進んでいるほか、政府が今春から給与のデジタル払いを解禁する見通しにあると伝わったことも話題になった。また、こうした消費者サイドの動きと同時に、各国政府や企業の間ではデジタル通貨の発行に向けた取り組みも加速している。デジタル通貨とは、ブロックチェーン技術をベースに、法定通貨そのものをデジタル化したものを指す。特に、中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)を巡っては中国が先駆しているとされており、今年の春節期間には市民にデジタル人民元を配布する大規模な実証実験を行っている。
関連銘柄としては、キャッシュレス関連のGMOペイメントゲートウェイ<3769>やGMOフィナンシャルゲート<4051>、電算システム<3630>など。またデジタル通貨に絡む銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など3メガバンクやNTT<9432>、JR東日本<9020>など大手企業が参画する「デジタル通貨フォーラム」の事務局を務める企業を傘下に持つインターネットイニシアティブ<3774>のほか、チェンジ<3962>、アイリッジ<3917>、リネットジャパングループ<3556>に注目。そのほか、メタップス<6172>、セレス<3696>、日本通信<9424>、アイエックス・ナレッジ<9753>、コンピューターマネージメント<4491>などもマークしたい。