タキヒヨーが後場上げ幅を拡大、15万株を上限とする自社株買いを実施へ
タキヒヨー<9982>が後場上げ幅を拡大している。午後2時ごろ、上限を15万株(発行済み株数の1.62%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。取得期間は4月15日から10月29日までで、資本効率の改善及び株主への利益還元の向上を目的としている。また、4月30日付で10万株(発行済み株数の1.04%)の自社株を消却するとあわせて発表している。
同時に発表した21年2月期連結決算は、売上高500億4200万円(前の期比17.0%減)、営業損益10億1800万円の赤字(前の期1億300万円の赤字)だった。アパレル・テキスタイル関連事業で、量販店、専門店、百貨店アパレルなど主力得意先向けのアパレル及びテキスタイル(生地)卸売、欧米向け輸出販売などが年間を通して厳しい状況が続いたという。
なお、22年2月期業績予想は、売上高550億円(前期比9.9%増)、営業利益2億2000万円と営業損益の黒字転換を見込んでいる。