本日注目すべき【好決算】銘柄 イーグル工、シュッピン、KOA (19日大引け後 発表分)

注目
2021年4月20日 7時01分

19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

イーグル工 <6486>   ★前期経常を一転21%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の62億円→82億円(前の期は67.6億円)に32.3%上方修正し、一転して21.2%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、3回目。自動車・建設機械業界向け事業で欧州を中心に需要が想定以上に回復したことが要因。円安が進行したこともプラスに働いた。

明豊ファシリ <1717>   ★前期経常を29%上方修正、配当も9円増額

◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の7億円→9億円に28.6%上方修正。減益率が22.7%減→0.7%減に縮小する見通しとなった。前期業績の上方修正は2月に続き、2回目。建設工事の発注者を支援するコンストラクション・マネジメントの進行中プロジェクトがコロナ禍の大きな影響を受けることなく順調に進捗し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

業績上振れに伴い、期末一括配当を従来計画の16.5円→25.5円(前の期は21.5円)に大幅増額修正した。

シュッピン <3179>   ★前期経常を32%上方修正、配当も5円増額

◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の12.3億円→16.3億円に32.0%上方修正。減益率が28.8%減→5.9%減に縮小する見通しとなった。カメラ事業のEC売上高が引き続き順調に推移したほか、時計事業では在庫ラインアップ拡充が販売に大きくつながった。利益率が想定以上に改善したことに加え、コスト抑制が進んだことも上振れの要因となった。

併せて、期末一括配当を従来計画の11円→16円(前の期は16円)に大幅増額修正した。

日本調剤 <3341>   ★前期経常を一転13%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の63.3億円→84億円(前の期は74億円)に32.7%上方修正し、一転して13.4%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。調剤薬局事業で来局患者数が想定以上に回復したことに加え、医薬品製造販売事業で新規収載品の販売が引き続き好調だったことが寄与。継続的なコスト削減を進めたことも上振れに貢献した。

SANEI <6230> [東証2]  ★前期経常を30%上方修正・3期ぶり最高益更新へ

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の12億円→15.6億円に30.0%上方修正。増益率が9.6%増→42.5%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、2回目。コロナ禍に伴う生活スタイルの変化でレバー水栓や非接触型の自動水栓の需要が増加したほか、巣ごもり需要でホームセンターからの旺盛な引き合いが続いた。また、寒波の影響で配管部材の受注が大きく伸びた。さらに、感染症拡大防止対策による営業活動の自粛や外出制限による販管費の減少なども上振れに貢献した。

タカキタ <6325>   ★前期経常を一転8%増益に上方修正

◆21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億8600万円→4億5500万円(前の期は4億2000万円)に2.4倍上方修正し、一転して8.3%増益見通しとなった。新製品投入の効果に加え、経営継続補助金の後押しや畜産クラスター事業における受注残の採択が進んだことで、売上高が計画を12.1%も上回ったことが寄与。経費削減の進展も利益を押し上げた。

KOA <6999>   ★前期経常を30%増額修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の22.6億円→29.3億円に30.0%上方修正。増益率が30.9%増→70.2%増に拡大する見通しとなった。日本やアジアを中心に自動車向け抵抗器の販売が想定より好調だったことが寄与。円安進行で為替差益が発生したことも利益を押し上げた。

NOK <7240>  ★前期経常を一転4%増益に上方修正

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の118億円→181億円(前の期は173億円)に53.4%上方修正し、一転して4.2%増益見通しとなった。前期業績の上方修正は1月に続き、3回目。自動車生産台数が好調だったことで、シール事業の販売が増加したことが寄与。投資を抑制したことなども上振れにつながった。

南陽 <7417>   ★前期経常を17%上方修正、配当も11円増額

◆21年3月期の連結経常利益を従来予想の17.5億円→20.4億円に16.6%上方修正。減益率が19.8%減→6.5%減に縮小する見通しとなった。前期業績の上方修正は昨年10月に続き、2回目。熊本を中心に発生した豪雨の復旧工事が本格化し、建設機械のレンタル需要が高まったほか、ロボット関連や半導体など一部の市場で活発な設備投資の動きがあったことが上振れの背景。

併せて、前期の年間配当を従来計画の59円→70円(前の期は66円)に増額修正した。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.