前週末14日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

注目
2021年5月17日 5時30分

■Jトラスト <8508>  350円 (+32円、+10.1%)

Jトラスト <8508> [東証2]が急反騰。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結税引き前利益は前年同期比28倍の62.1億円に急拡大した。併せて、通期の同損益を従来予想の23.4億円の黒字→82.5億円の黒字(前期は29.7億円の赤字)に3.5倍上方修正した。

■ユーザーロカ <3984>  4,425円 (+400円、+9.9%)

ユーザーローカル <3984> が急反発。13日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これが好材料視された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図るのが狙い。効力発生日は7月1日。

■ジーテクト <5970>  1,549円 (+138円、+9.8%)

ジーテクト <5970> が4日ぶり急反発。前日13日までの3営業日は全体相場急落の影響を受けたが下げ幅は限定的で、逆に14日は一時10%を超える上昇となった。ホンダ系の自動車部品メーカーで自動車の骨格部分を担うプレス部品などを主力に手掛けている。13日取引終了後に発表した21年3月期の経常利益は前の期比1%減の86億5300万円とわずかに減益となったが、従来計画の57億円から30億円近くも上振れて着地した。更に22年3月期の同利益予想は前期比40%増の121億円を見込んでおり、これをポジティブ視する買いを呼び込んでいる。好業績を背景に年間配当は前期実績の50円に対し6円増配となる56円を計画しており、配当利回りは14日の株価急騰後でも3.6%前後と高い。

■大日印 <7912>  2,319円 (+201円、+9.5%)

大日本印刷 <7912> が急反発。前日13日取引終了後に決算発表を行うとともに、自社株買いと自己株消却を発表したことで株式需給好転への期待が膨らんだ。21年3月期の連結営業利益は前の期比12.0%減の495億2900万円となった。ただ、従来予想の400億円から上振れて着地した。22年3月期の同利益は前期比15.1%増の570億円と2ケタ増益の予想。情報コミュニケーション部門やエレクトロニクス部門などの成長を見込んでいる。同時に、発行済み株式数の6.05%に相当する1700万株、300億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。取得期間は5月14日から12月20日まで。更に700万株(消却前発行済み株式総数の2.16%)を5月24日に消却する。

■カルタHD <3688>  1,545円 (+133円、+9.4%)

CARTA HOLDINGS <3688> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比67.6%増の19.8億円に拡大し、通期計画の37億円に対する進捗率は53.7%に達し、さらに前年同期の35.6%も上回った。

■アンビスHD <7071>  6,350円 (+530円、+9.1%)

アンビスホールディングス <7071> [JQ]が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年9月期第2四半期累計(20年10月-21年3月)の連結経常利益は前年同期比63.6%増の15.7億円に拡大した。

■WSCOPE <6619>  671円 (+55円、+8.9%)

ダブル・スコープ <6619> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年12月期第1四半期(1-3月)の連結営業損益は1.6億円の黒字(前年同期は3.6億円の赤字)に浮上し、1-6月期(上期)計画の15億円に対する進捗率は10.8%となった。

■IHI <7013>  2,328円 (+188円、+8.8%)

IHI <7013> が急反発。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前利益は276億円になり、22年3月期は前期比2.2倍の600億円に拡大する見通しとなった。

■生化学 <4548>  1,072円 (+86円、+8.7%)

生化学工業 <4548> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比24.0%減の30.2億円になったが、22年3月期は前期比53.8%増の46.5億円に拡大する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を20円→24円(前の期は26円)に増額し、今期も前期比6円増の30円に増配する方針とした。同時に発表した「0.35%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。

■山陰合銀 <8381>  545円 (+43円、+8.6%)

山陰合同銀行 <8381> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比11.2%減の144億円になったが、22年3月期は前期比14.3%増の165億円に拡大する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を16円→18円(前の期は20円)に増額し、今期も前期比8円増の26円に増配する方針とした。

■芝浦 <6590>  5,970円 (+470円、+8.6%)

芝浦メカトロニクス <6590> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比1.8%増の28.2億円になり、22年3月期も前期比34.8%増の38億円に拡大する見通しとなった。

■ゴールドクレ <8871>  1,681円 (+127円、+8.2%)

ゴールドクレスト <8871> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比41.0%減の66.6億円に落ち込んだが、従来予想の55億円を上回って着地。22年3月期は前期比50.0%増の100億円にV字回復する見通しとなった。同時に、前期の年間配当を50円→55円(前の期は85円)に増額し、今期も前期比15円増の70円に増配する方針とした。

■太陽誘電 <6976>  4,770円 (+355円、+8.0%)

太陽誘電 <6976> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比17.3%増の412億円になり、22年3月期も前期比9.1%増の450億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。

■タカラバイオ <4974>  2,936円 (+214円、+7.9%)

タカラバイオ <4974> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比2.2倍の141億円に急拡大し、従来予想の121億円を上回って着地。22年3月期は前期比0.3%増の142億円とほぼ横ばいを見込み、12期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。13期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を14円→16円(前の期は8円)に増額し、今期も16円を継続する方針とした。

■ニコン <7731>  1,068円 (+77円、+7.8%)

ニコン <7731> が急反発。同社は13日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。21年3月期の連結税引き前損益は453億円の赤字(前の期は118億円の黒字)に転落したが、22年3月期は220億円の黒字に急浮上する見通しとなった。

■リログループ <8876>  2,178円 (+154円、+7.6%)

リログループ <8876> が急反発。同社は13日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結最終利益は前の期比2.4倍の93.5億円に急拡大し、22年3月期も前期比21.9%増の114億円に伸びる見通しとなった。22期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を18円→19円(前の期は29円)に増額し、今期も前期比3円増の22円に増配する方針とした。

※14日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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