注目銘柄ダイジェスト(前場):スターティアH、岩崎電、Fringe81など

市況
2021年5月20日 12時13分

スターティアH<3393>:1208円(+85円)

大幅続伸。子会社のシーデザインがキャップクラウドと5月18日付で業務提携に関する基本合意を締結と発表。キャップクラウドが提供する法人向けシェアリングサービスを利用する施設の運営企業と、施設をワークスペースとして利用するユーザー向けに、シーデザインが提供する業務支援プラットフォーム「コクリエ」を紹介し、BEGINNER プランを無償で提供していく計画。「コクリエ」の会員数増加につながるとの期待が高まっているようだ。

岩崎電<6924>:1600円(+110円)

大幅反発で上昇率トップ。前日に発表した自己株式の取得実施発表を好感する動きとなっている。発行済み株式数の4.35%に当たる33万株、5億円を上限としており、取得期間は5月20日から22年3月31日までとしている。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することを目的としている。自社株買いは20年3月から4月にかけて実施して以来となる。当面の需給面での下支えにつながるとの期待が先行。

ヤマハ発<7272>:3040円(+85円)

大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を3000円から3550円に引き上げている。業績予想を引き上げており、21年12月期営業利益は1475億円で前期比80.6%増を予想、会社計画の1300億円を上回るとみているようだ。北米のマリンやROV需要、半導体製造装置の需要増などは22年12月期も継続すると予想、主力のASEAN二輪についても新型コロナ影響が一巡し大幅な収益改善が見込めるとしている。

JFE<5411>:1506円(-70円)

大幅続落。本日は鉄鋼セクターが業種別下落率上位になっている。米国では足元で経済指標の下振れが目立つようになっており、株式市場でもバリューからグロース株へのシフトが強まりつつあるもよう。銅やニッケルなどの資源価格の下落もあって、前日の米国市場では素材セクターの軟調な動きが目立っている。アルコアやUSスチールが大幅安となっており、東京市場での素材株売りにつながっている。

マネックスG<8698>:743円(-25円)

続落。暗号資産市場の不安定な動きを警戒する動きが優勢となっている。ビットコイン価格は前日には一時30%安まで急落、暗号資産による決済を禁止する方針を発表するなど、中国での規制強化の影響が懸念される動きとなった。ビットコイン価格はその後に値を戻しているが、先行きの不透明感による今後の流動性低下などを警戒する流れが、同社株などには反映される動きとなっているようだ。

シンバイオ製薬<4582>:1478円(+1円)

もみ合い。中外製薬<4519>が再発または難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を効能とするポラツズマブベドチン(遺伝子組換え)について、薬価収載されて販売を開始したと発表している。これによりベンダムスチン、リツキシマブとポラツズマブベドチンとの併用療法でシンバイオ製薬が販売する抗腫瘍薬トレアキシンの使用が可能となった。同社は21年度の事業黒字化に向け「大きな原動力となる」と評価している。

Fringe81<6550>:401円 カ

ストップ高買い気配。Sansan<4443>と資本業務提携契約を再締結すると発表している。コラボレーション改善クラウドのUniposで中長期的にSansanとプロダクト連携することを検討するほか、Sansanの広告配信システムの開発を受託する。Sansanと日本政策投資銀行に対してA種優先株をそれぞれ1900株割り当てる。調達資金の約38億円はUniposの開発投資などに充てる。また、10月1日付で商号を「Unipos」に変更する。

東北新社<2329>:739円(+18円)

年初来高値。21年3月期の営業利益を従来予想の8.68億円から23.99億円(前期実績29.78億円)に上方修正している。広告プロダクション部門の受注が好調だった。メディア部門の経費節減も利益を押し上げる見通し。BS放送「ザ・シネマ4K」のサービス終了に伴って減損損失4.87億円、解約手数料等0.73億円を特別損失として計上するため、純利益予想は6.53億円から8.18億円(同17.67億円)の上方修正にとどまった。

《ST》

提供:フィスコ

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