【↑】日経平均 大引け| 5日ぶり反発、米株高や円安進行が追い風 (7月2日)

市況
2021年7月2日 16時49分

日経平均株価

始値  28719.24

高値  28849.32(09:57)

安値  28688.63(09:00)

大引け 28783.28(前日比 +76.24 、 +0.27% )

売買高  9億0455万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆0733億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比76円高と5日ぶりに反発、円安進行も追い風

2.前日のNYダウは131ドル高、S&P500種は連日の最高値

3.東京市場は上昇も、米雇用統計の発表を控えて様子見気分が強い

4.日本電解やベイシス、アイドマHDなど直近IPO銘柄が堅調

5.東エレクやレーザーテク、アドテストなど半導体関連株は安い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは131ドル高と3日続伸した。新規失業保険申請件数が市場予想を上回る改善となったことが好感された。個別では石油のシェブロン<CVX>やスポーツ用品のナイキ<NKE>が買われた。

東京市場では、日経平均株価は5日ぶりに反発。前日の米株式市場が上昇し、円安が進行したことが追い風となったが、買い一巡後は様子見姿勢が強まった。

前日の米株式市場では、NYダウがと3日続伸しS&P500種指数は連日の最高値更新となった。為替相場では1ドル=111円半ばに円安が進んだ。この流れを受け、東京市場も堅調にスタート。午前10時前には日経平均は一時140円を超す上昇となる場面があった。ただ、買い一巡後はもみ合い状態が続いた。東証1部の約81%の銘柄が上昇し、33業種のうち下落したのは小売りの1業種のみだった。今晩の米6月雇用統計の発表を前に後場に入ってからは模様眺め状態となった。

ソニーグループ<6758>やソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>が高く、任天堂<7974>やエムスリー<2413>が値を上げた。日立製作所<6501>や村田製作所<6981>が買われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調だった。直近IPO銘柄の日本電解<5759>やステムセル研究所<7096>、Enjin<7370>などが商いを伴い値を上げた。

半面、レーザーテック<6920>が安く、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>が値を下げるなど半導体関連株は軟調。ファーストリテイリング<9983>やエーザイ<4523>、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が売られた。ラオックス<8202>や川崎汽船<9107>、ワークマン<7564>が下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、ソニーG <6758> 、資生堂 <4911> 、トヨタ <7203> 、京セラ <6971> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約47円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、アドテスト <6857> 、日産化 <4021> 、オリンパス <7733> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約79円。

東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は小売業、医薬品の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)ゴム製品、(2)鉱業、(3)パルプ・紙、(4)輸送用機器、(5)建設業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)精密機器、(2)証券商品先物、(3)機械、(4)繊維製品、(5)陸運業。

■個別材料株

△ミライトHD <1417>

京都市が進める事業でグループ会社が販売施工事業者に採択。

△アウトソシン <2427>

米インテグリティー・ネットワークス社を子会社化。

△フィールズ <2767>

東海東京証券が目標株価を1220円→1260円に引き上げ。

△オイシックス <3182>

植物肉開発のスタートアップ企業に出資。

△電算システム <4072>

21年12月末株主から株主優待制度を導入。

△カルナバイオ <4572> [JQG]

がんやHIV、ウイルス感染症を治療する調節化合物の特許公開。

△インソース <6200>

Webプロモーションのマリンロードを子会社化。

△セレンHD <7318> [東証M]

愛知銀 <8527> とものづくり企業を中心とした事業承継支援で協業。

△東北銀 <8349>

フィデアHD <8713> と来年10月に経営統合で基本合意。

△インプレス <9479>

デジタルコンテンツとM&A戦略に思惑。

▼クスリアオキ <3549>

業績成長ペース鈍化に警戒感高まる。

▼大有機 <4187>

上期営業利益19%増も計画下回る。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)インプレス <9479> 、(2)三愛石 <8097> 、(3)フィールズ <2767> 、(4)ペッパー <3053> 、(5)APHD <3175> 、(6)フィデアHD <8713> 、(7)MSコンサル <6555> 、(8)ランド <8918> 、(9)日置電機 <6866> 、(10)ヒマラヤ <7514>

値下がり率上位10傑は(1)クスリアオキ <3549> 、(2)NCHD <6236> 、(3)大有機 <4187> 、(4)Jテック・C <3446> 、(5)アドバネクス <5998> 、(6)レーザーテク <6920> 、(7)リンクユー <4446> 、(8)アインHD <9627> 、(9)ウエルシア <3141> 、(10)SREHD <2980>

【大引け】

日経平均は前日比76.24円(0.27%)高の2万8783.28円。TOPIXは前日比17.10(0.88%)高の1956.31。出来高は概算で9億0455万株。東証1部の値上がり銘柄数は1773、値下がり銘柄数は346となった。日経ジャスダック平均は3984.13円(6.86円高)。

[2021年7月2日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.