「総合商社」が26位にランク、4-6月期好決算で注目度高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「総合商社」が26位にランクしている。
決算発表シーズンも終盤に入り、業種ごとの好不況もはっきりしてきたが、なかで総合商社も好況業種ぶりが目立っている。8月4日までに発表した総合商社7社の4~6月期決算では、伊藤忠商事<8001>や住友商事<8053>など5社が四半期ベースで過去最高の純利益を計上。早くも通期業績予想の上方修正期待も高まっている。
好業績の背景にあるのは、鉄鉱石や銅など資源価格の上昇だ。鉄鉱石は中国や米国の公共投資拡大に伴う需要増加に対して、採掘量の増加には時間が必要であり需給ひっ迫が続く見通し。銅価格も同様に需給ひっ迫から上昇が続いている。更に足もとでは原料炭や天然ガスの価格も上昇しており、更に業績上乗せ要因となろう。
資源価格の上昇は一過性のものとの見方がある一方、鉄鉱石の需給ひっ迫は当面続き、来期も高止まりするとの見方もある。鉱山資源の収益が比較的大きい三井物産<8031>や三菱商事<8058>などの業績に与える影響は大きいだけに注意が必要だ。また、非資源分野であるヘルスケアや自動車・航空機、IT、小売などの分野への動向にも注目したい。