★本日の【イチオシ決算】 新光電工、田中化研、日立建機 (10月26日)
※決算発表の集中期間(10月22日~11月15日)は、『決算特報』を毎日3本配信します。
1.★本日の【サプライズ決算】 速報 <16時>に配信
2.★本日の【サプライズ決算】 続報 <18時>に配信
3.★本日の【イチオシ決算】 <20時>に配信
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1)本日(10月26日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【新光電工 <6967> 】 ★今期経常を55%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の395億円→614億円に55.4%上方修正。増益率が49.0%増→2.3倍に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。パソコンやサーバー向けフリップチップタイプパッケージの販売が計画を上回るほか、半導体製造装置向けセラミック静電チャックやハイエンドスマートフォン向けIC組立なども伸びる。また、高付加価値製品の売り上げ増加による収益性向上に加え、為替の円安進行もプラスに働く。
●サプライズな決算発表・業績修正
東和薬品 <4553> ★今期経常を一転18%増益に上方修正・最高益更新へ
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の176億円→221億円に25.6%上方修正。従来の5.8%減益予想から一転して18.4%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。他社製品の供給停止などを背景に需要が拡大するなか、後発医薬品の販売が伸びることが寄与。デリバティブ評価益約22億円を計上することも利益を押し上げる。
サイボウズ <4776> ★今期経常を65%上方修正
◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の4億円→6.6億円に64.6%上方修正。減益率が82.2%減→70.7%減に縮小する見通しとなった。クラウド以外の売上高が計画を上回ることに加え、人件費や広告宣伝費、オフィス関連費などが想定を下回ることが上振れの要因。
システムリサ <3771> ★上期経常を36%上方修正・最高益更新へ
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の5.5億円→7.4億円に36.0%上方修正。増益率が2.8%増→39.8%増に拡大し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。主要顧客である製造業の設備投資需要が回復するなか、請負契約や準委任契約のシステム開発案件の受注が伸びたことが寄与。利益率の向上に加え、徹底したプロジェクトの原価管理や経費削減も上振れにつながった。
田中化研 <4080> [JQ] ★今期経常を一転黒字に上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.3倍の5億8700万円に急拡大して着地。車載用のリチウムイオン電池向け材料やニッケル水素電池向け材料の販売が大きく回復したことが寄与。主原料であるニッケルとコバルトの相場が上昇したことも利益拡大につながった。
併せて、通期の同損益を従来予想の7億円の赤字→7億3000万円の黒字(前期は3000万円の赤字)に上方修正した。
弁護士COM <6027> [東証M] ★上期経常が4.2倍増益で着地
◆22年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.2倍の4.5億円に急拡大して着地。顧客基盤の拡大を背景にクラウド契約サービス「クラウドサイン」の契約送信件数が大きく伸び、IT・ソリューション事業の営業損益が1.9億円の赤字から1.7億円の黒字に急浮上したことが寄与。
日東工器 <6151> ★上期経常を54%上方修正、通期も増額、配当も9円増額
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11.1億円→17.1億円に54.1%上方修正。顧客企業の設備投資や生産活動が持ち直すなか、売上高が計画を上回ったことが寄与。コロナ禍に伴う対面での営業活動や出張自粛で経費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。
併せて、通期の連結経常利益も従来予想の23.2億円→29.2億円に25.9%上方修正。増益率が2.4%増→28.9%増に拡大する見通しとなった。
業績上振れに伴い、上期配当を従来計画の15円→24円(前年同期は12.5円)に大幅増額した。年間配当は40.5円になる。
日立建機 <6305> ★今期税引き前を43%上方修正
◆22年3月期の連結税引き前利益を従来予想の560億円→800億円に42.9%上方修正。増益率が2.2倍→3.1倍に拡大する見通しとなった。市況回復を背景にバリューチェーン事業の利益が増加するほか、円安進行によるプラス効果が寄与する。また、米ディア<DE>との合弁解消に伴う米州での販売価格決定による調整額の一括計上に加え、合弁会社の株式売却益が発生することも利益を押し上げる。
日新電 <6641> ★今期経常を一転6%増益に上方修正
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の140億円→160億円に14.3%上方修正。従来の7.5%減益予想から一転して5.7%増益見通しとなった。電力・環境システム事業とビーム・プラズマ事業の採算が想定より改善することなどが要因。
ホシデン <6804> ★上期経常を45%上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の51億円→74億円に45.1%上方修正。増益率が12.1%増→62.6%増に拡大する見通しとなった。コロナ禍による海外主力工場の稼働停止でアミューズメント関連の売上高が大幅に計画を下回ったものの、移動体通信関連向けや健康機器関連向け部品の販売増加に加え、減価償却費の減少や高収益製品の計上が利益を押し上げた。
遠藤照明 <6932> ★上期経常を38%上方修正
◆22年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の13億円→18億円に38.5%上方修正。増益率が2.2倍→3.0倍に拡大する見通しとなった。上期業績の上方修正は7月に続き、2回目。国内で商業施設の投資需要が想定より回復したうえ、英国での販売が堅調に推移したことが要因。原価低減や経費削減の進展も利益を押し上げた。
シマノ <7309> ★今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆21年12月期の連結経常利益を従来予想の1286億円→1423億円に10.7%上方修正。増益率が57.8%増→74.7%増に拡大し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は7月に続き、3回目。コロナ禍での世界的な自転車・釣り人気を背景に、欧米や新興市場向け販売が好調に推移していることが要因。増産による原価率低減効果も利益を押し上げる。
併せて、33万株(発行済み株式数の0.36%)の自社株を消却すると発表。
松風 <7979> ★今期経常を一転27%増益に上方修正・最高益更新へ
◆22年3月期の連結経常利益を従来予想の23.5億円→31.9億円に35.7%上方修正。従来の6.6%減益予想から一転して26.8%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。海外で新型コロナウイルス感染拡大の影響が想定より小さく、欧州で既存製品の販売が伸びることが要因。コロナ禍での営業活動の制限で販管費が減少することも上振れに貢献する。
2)10月27日の決算発表銘柄(予定) ★は注目決算
■取引時間中の発表
◆第2四半期決算:
<4348> インフォコム
<4366> ダイトーケミ [東2]
<8628> 松井
<8697> 日本取引所
<9932> 杉本商
など8社
◆第3四半期決算:
<3003> ヒューリック
など2社
■引け後発表
◆本決算:
<4751> サイバー ★
◆第1四半期決算:
<9267> Genky
◆第2四半期決算:
<1930> 北陸電工
<1934> ユアテック
<1967> ヤマト
<2359> コア
<2413> エムスリー ★
<3778> さくらネット
<3839> ODK
<3946> トーモク
<4005> 住友化
<4063> 信越化 ★
<4206> アイカ
<4307> 野村総研
<4347> ブロメディア [JQ]
<4506> 大日本住友
<4549> 栄研化
<4726> SBテク
<4951> エステー
<5334> 特殊陶
<5344> MARUWA
<5659> 日精線
<5857> アサヒHD
<5911> 横河ブHD
<6210> 洋機械
<6345> アイチコーポ
<6501> 日立 ★
<6702> 富士通
<6807> 航空電子
<6954> ファナック ★
<7250> 太平洋工
<7278> エクセディ
<7735> スクリン
<7995> バルカー
<8601> 大和
<9022> JR東海
<9086> 日立物流
<9501> 東電HD
<9532> 大ガス
<9551> メタウォータ
<9698> クレオ [JQ]
<9889> JBCCHD
など49社
◆第3四半期決算:
<2491> Vコマース
<4722> フューチャー
など4社
合計65社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
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