「2021年のIPO」が13位にランク、120社超が上場と15年ぶり高水準<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「2021年のIPO」が13位となっている。
2021年の新規上場企業数は、年間で120社を超える見通しとなった。これは06年の188社以来、15年ぶりの高水準だ。100社を超えるのも07年以来のことだ。特に、12月は30社超が株式上場を果たす予定であり、「年末のIPOラッシュ」となる。
すでに、2日にジャスダック市場にのむら産業<7131>が新規上場したが、10日に東証マザーズに上場するフレクト<4414>以降、IPOラッシュが本格化する。特に、15日に東証1部へ上場するネットプロテクションズホールディングス<7383>や22日に東証マザーズに上場するFinatextホールディングス<4419>、23日に同じく東証マザーズに上場するエクサウィザーズ<4259>などは資金吸収額が100億円を超す大型IPOとなる見込みであり、市場の関心を集めている。12月第1号となったのむら産業の初値は公開価格を下回ってスタートした。全体相場の軟調な地合いが続くなかでのIPOラッシュとなりそうなだけに、「新興市場を中心に需給悪化要因とならないか」(アナリスト)を警戒する見方もある。