「農産物輸出」が20位にランク、農林水産物・食品の年間輸出初の1兆円突破で関心高まる<注目テーマ>

特集
2021年12月17日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  メタバース

2  半導体

3  リチウムイオン電池

4  電気自動車関連

5  半導体製造装置

6  全固体電池

7  2021年のIPO

8  デジタルトランスフォーメーション

9  TOPIXコア30

10  人工知能

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「農産物輸出」が20位にランクしている。

農林水産省がこのほど発表した「農林水産物輸出入情報」で、2021年1~10月の輸出額が少額貨物(1品目20万円以下)輸出額を含め前年同期比28.0%増の9734億円となり、農林水産物・食品の年間輸出額が初めて1兆円の大台を突破する見通しとなった。年間1兆円は政府が長年目標としてきた輸出額であり、農林水産業の成長産業化で地域経済の活性化を目指す政府にとって、一つの成果とみられている。 

輸出は今年に入ってからほぼ毎月、前年同月比で20~40%増の水準が続いており、背景には米国や中国などで外食需要が回復していることがあるとされている。政府は農林水産物・食品の輸出額を25年までに2兆円、30年までに5兆円とすることを目指しており、岸田文雄首相も10日に開かれた農林水産物等輸出促進全国協議会で、「目標に向けて、品目別の輸出促進団体の組織化によるオールジャパンでの輸出力強化を図る」と述べるなど輸出促進に一段と注力する方針であり、関連企業のビジネス機会拡大が期待される。

これを受けて、農林水産物・食品の輸出に関連する銘柄への関心が高まっており、これが「農産物輸出」テーマへの関心を高めているもよう。この日の関連銘柄の動きには目立った動きは乏しいものの、サカタのタネ<1377>、井関農機<6310>などが堅調な動きとなっている。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.