【↑】日経平均 大引け｜ 3日ぶり反発、ハイテク株中心に見直し買いが流入 (1月17日)
始値 28332.72
高値 28449.99(09:56)
安値 28274.18(11:15)
大引け 28333.52(前日比 +209.24 、 +0.74％ )
売買高 9億9587万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3178億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
１．日経平均は209円高と3日ぶり反発、後場に入り様子見も
２．前週末14日の米株式市場でのナスダック指数の上昇を好感
３．半導体製造装置などハイテク株中心にした買いが流入する
４．東エレクやアドテスト、ソニーＧ、ＳＢＧなどが値を上げる
５．原油の上昇などでＩＮＰＥＸや三菱商など資源関連株が高
■東京市場概況
前週末の米国市場ではNYダウは前日比201ドル安と続落した。12月の米小売売上高が市場予想を下回り、消費関連株を中心に売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに反発。半導体関連株などハイテク株に見直し買いが流入し堅調に推移した。
前週末の米株式市場では、NYダウが下落したもののナスダック総合指数は上昇した。足もとで為替が円安基調にあることも好感され、この日の東京市場もハイテク株を中心に値を上げた。前週末に日経平均が一時2万8000円割れと下落していたこともあり、値頃感からの買いが流入した。ただ、今晩は米国市場がキング牧師誕生日で休場となることから後場に入り様子見姿勢が強まった。
個別銘柄では東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、ＳＣＲＥＥＮホールディングス<7735>が高く、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>、ファナック<6954>が上昇した。ソフトバンクグループ<9984>やトヨタ自動車<7203>、ファーストリテイリング<9983>が値を上げた。原油など資源価格の上昇でＩＮＰＥＸ<1605>や三菱商事<8058>、三井物産<8031>といったエネルギー関連株も買われた。
半面、レーザーテック<6920>が安く、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株が軟調。日本製鉄<5401>やジェイ エフ イー ホールディングス<5411>といった鉄鋼株が安く、日本郵政<6178>や東京海上ホールディングス<8766>、第一生命ホールディングス<8750>が値を下げた。ＢＡＳＥ<4477>や日本電解<5759>が売られた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、オリンパス <7733> 、ＮＴＴデータ <9613> 、アステラス <4503> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約80円。うち42円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はオムロン <6645> 、資生堂 <4911> 、エムスリー <2413> 、ヤマトＨＤ <9064> 、安川電 <6506> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約17円。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)ゴム製品、(3)パルプ・紙、(4)輸送用機器、(5)精密機器。一方、下落率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)保険業、(4)金属製品、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△ＴＳＩＨＤ <3608>
仕入･販売コストを抑制し22年2月期営業利益予想を上方修正。
△ＪＩＮＳＨＤ <3046>
22年8月期業績及び配当予想を上方修正。
△ＳＨＩＦＴ <3697>
第1四半期高稼働率で22年8月期業績予想を上方修正。
△ＵＵＵＭ <3990> [東証Ｍ]
上期決算受け通期見通しへの過度な警戒感後退し買い戻しの動き。
△ミット <4016> [ＪＱ]
10万株を上限とする自社株買いと22年11月期75％営業増益予想を好感。
△メルカリ <4385> [東証Ｍ]
プライム市場への変更申請を発表。
△ＯＡＴアグリ <4979>
2月28日を基準日として1株を2株に株式分割へ。
△ベイカレント <6532>
22年2月期業績及び配当予想を上方修正。
△セルム <7367> [ＪＱ]
働き方の変化が追い風となり22年3月期業績予想を上方修正。
△Ｅｎｊｉｎ <7370> [東証Ｍ]
第2四半期営業益の通期計画進捗率55％。
▼グレイス <6541>
四半期報告書の提出遅延に伴う監理銘柄指定を嫌気。
▼三愛石 <8097>
株式売り出しの発表で希薄化懸念。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ＯＡＴアグリ <4979> 、(2)ベイカレント <6532> 、(3)住江織 <3501> 、(4)ミクニ <7247> 、(5)ランド <8918> 、(6)ＳＨＩＦＴ <3697> 、(7)ベクトル <6058> 、(8)ＭＵＴＯＨ <7999> 、(9)テノ．ＨＤ <7037> 、(10)ＯＫＫ <6205> 。
値下がり率上位10傑は(1)フィルＣ <3267> 、(2)スノーピーク <7816> 、(3)グレイス <6541> 、(4)三愛石 <8097> 、(5)アウトソシン <2427> 、(6)古野電 <6814> 、(7)アステリア <3853> 、(8)白洋舎 <9731> 、(9)佐鳥電機 <7420> 、(10)ヨシムラＨＤ <2884> 。
【大引け】
日経平均は前日比209.24円(0.74％)高の2万8333.52円。ＴＯＰＩＸは前日比9.05(0.46％)高の1986.71。出来高は概算で9億9587万株。東証1部の値上がり銘柄数は962、値下がり銘柄数は1120となった。日経ジャスダック平均は3762.92円(22.24円安)。
［2022年1月17日］
株探ニュース
