「地方銀行」が23位にランク、バリュー株として再評価機運も<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が23位となっている。
米国を中心にインフレ懸念が台頭するなか銀行株が注目を集めている。長期金利の上昇は銀行にとって利ザヤ拡大による業績拡大につながるとの観測から、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>など銀行株が見直されている。なかでも、地方銀行株は高配当利回りで低PBR銘柄が少なくなくバリュー株として再評価されている。また、業界再編に向けた思惑も根強い。
地銀株には割安銘柄が多く、例えばふくおかフィナンシャルグループ<8354>は連結PBR約0.4倍、配当利回り約4.3%、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>も同0.4倍、3.9%、七十七銀行<8341>は同0.2倍、4.0%といった水準にある。また、SBIホールディングス<8473>が新生銀行<8303>に対して実施したTOBが成立した。SBIは新生銀を「地銀連合構想」の中核銀行とする意向を示している。SBIは島根銀行<7150>や福島銀行<8562>などと資本提携し、同構想を推進しており、今後、地銀の業界再編が一段と進むとの思惑も出ている。