「メタバース」がランキング首位をキープ、普及初期段階で22年の一大注目テーマへ<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 メタバース
2 国土強靱化
3 PCR検査
4 半導体
5 防衛
6 電気自動車関連
8 パワー半導体
9 グローバルニッチ
10 NFT
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「メタバース」が首位をキープしている。
「メタバース」は「超越」を意味する「メタ」と、ユニバース(世界)の「バース」を結びつけた造語だ。定義は定まっていないものの、インターネット経由でアクセスできる共有の仮想世界空間を表す用語で、スマートフォンやパソコンに加えて、ゴーグル型の端末などを用い、仮想空間を現実のように体験するVRや、現実の画像の上に仮想の画像を重ね合わせるARなどを利用した巨大なデジタル空間を指すことが多い。昨年10月に旧フェイスブック社が社名をメタ・プラットフォームズ<FB>に変更し、ソーシャルメディア企業からメタバース企業への移行を目指すと表明したことをきっかけに株式市場でも関心が高まっている。
メタバース内では、アバターの衣装などデジタルコンテンツの購入が先行してきたが、リアルの商品の売り場としての今後の可能性を探る動きが広がり始めている。ただ、経済産業省が2021年7月にまとめた、仮想空間の可能性や課題についての調査結果で「現在はリテラシーの高いユーザーが利用している段階」と指摘していることからも、現在の状況は普及の初期段階に過ぎない。期待先行の面があることは否めないものの、「メタバース」への高い関心は当面続きそうだ。
この日の関連銘柄の動きでは、理経<8226>、GFA<8783>などが上昇。ANAP<3189>、イー・ガーディアン<6050>、Birdman<7063>も高い。