個人投資家・有限亭玉介:ロシアのウクライナ侵攻で注目中の銘柄群【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2022年3月14日11時に執筆
株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。
3月10日の日経平均は、原油価格の急落を受けて前日比1000円を超える大幅反発となりました。UAEやイラクが原油増産に前向きな姿勢を示した事で過度なインフレ懸念が後退したと言われていますが、ウクライナ情勢やロシアを巡る問題が解決へ向かったわけではありません。相場はポジティブな材料に過度に反応しているような気もします。
経済制裁に関連するエネルギー企業やレアメタルなどを取り扱う企業としては、今後の対応を迫られている事でしょう。ロシアに限らず海外諸国の急速なインフレを見ると、ある意味日本がデフレで良かったと安心してしまうほどです。これからは日本国内の経済指標の変化を見逃さないよう注視する必要があります。
欧州を見れば、ドイツは輸入天然ガスの約55%をロシアに依存しており、とても輸入禁止に踏み切れる状況ではありません。2月の開戦前でさえ、今年のインフレ率は4%を上回るとの予想をドイツ連邦銀行の総裁が発言しています。エネルギー価格の上昇は、更にインフレに拍車をかけるはずです。
北京五輪の期間は特に目立った動きをしていなかった中国としては、経済制裁を受けたロシアの石油企業などの株式取得を検討しているとも報じられました。事実は定かではありませんが、仮に武器供与なども含めて中国がロシア側のサポートへ回るとすれば、事態は悪化・長期化するでしょう。目先の株価が上がっても、やはり不安は消えませんなぁ。
さて、本記事でもウクライナ情勢で思惑がある銘柄をチェックして参ります。銅鉱山の開発や石灰石など地下資源で思惑がある日鉄鉱業<1515>は、開戦後に動意しました。直近は調整が入りますがまだ物色を誘っている模様。22年3月期の経常利益は15期ぶりの過去最高益となる見通しです。
貴金属リサイクルを手掛ける松田産業<7456>もレアメタル関連として物色されています。チャートが落ち着いた後も戦況によっては再び物色される可能性もあるか…。業績は好調で、3Q時点で進捗率は86.7%に到達しています。
原油高騰により改めて物色されている太陽光発電関連からはAbalance<3856>をチェックしております。チャート(日足)は下落基調から底を打って25日移動平均線を上抜きました。明治機械<6334>への公開買付け及び資本業務提携も材料となっているようです。
こちらも太陽光関連からウエストHD<1407>です。2月2日に発電会社JERAと国内の太陽光発電に関する業務提携を発表すると動意しました。25日線を上抜き、75日線付近まで下値を切り上げるか監視中です。
昨年末、秋田県由利本荘市沖の洋上風力発電プロジェクトを獲得できなかった事が嫌気され値を下げたレノバ<9519>は、底値圏からじわじわと上げてきました。クリーンエネルギー関連として存在感は健在で、海外展開にも強い同社は投資家の注目度は高いようです。
最後はサイバーセキュリティ関連からサイバートラスト<4498>です。昨年4月の上場からもうすぐ1年ですが、直近で底を打って切り返しております。業績好調に加えて、多発する日本企業へのサイバー攻撃の報道を受けて思惑から物色されるか。
さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。
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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず
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