【↓】日経平均 大引け| 3日続落、欧米株安で主力株を中心に売り優勢 (6月14日)

市況
2022年6月14日 18時33分

日経平均株価

始値  26555.75

高値  26657.92(14:59)

安値  26357.90(10:55)

大引け 26629.86(前日比 -357.58 、 -1.32% )

売買高  12億6090万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆0333億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は大幅安で3日続落、2万6600円台まで下落

2.前日の欧米株急落を受け、一時600円以上下げる場面も

3.FOMCで利上げ幅0.75%の可能性が取り沙汰される

4.76%の銘柄が下落するも、海運や銀行の一角が買われる

5.引け際330円安まで下げ渋り、押し目買いの動きも観測

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前週末比876ドル安と4日続落した。FRBの積極的な金融を引き締めによる景気後退懸念が強まり売りが優勢となった。

東京市場では、主力株中心に売り優勢の地合いが続き、日経平均株価は大幅続落。一時600円を超える急落をみせる場面もあった。

14日の東京市場は、前日の欧米株安を受け引き続きリスク回避目的の売りが目立った。前日の米国株市場では今週行われるFOMCでFRBが0.75%の大幅利上げに踏み切るとの思惑からNYダウが一時1000ドルを超える下げをみせる波乱展開となった。これを受け東京市場でも市場センチメントが弱気に傾き、主力ハイテク株をはじめ幅広く売り圧力が表面化した。ただ、全体の76%の銘柄が下落したものの、業種別では海運株や銀行株の一角が買われるなど高いセクターもあり、後場になると日経平均も下げ幅を縮小する動きをみせた。前週末から3日連続で大幅安となったとはいえ、本日は引け際に330円安まで下げ渋り、この日の高値をつけるなど押し目買い意欲の強さも観測された。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、東京エレクトロン<8035>も下値を試す展開。ソニーグループ<6758>が売りに押され、リクルートホールディングス<6098>、三菱重工業<7011>も値を下げた。SMC<6273>が安く、KDDI<9433>、NTT<9432>も軟調。東建コーポレーション<1766>が急落、Hamee<3134>、マネジメントソリューションズ<7033>も大幅安。ラクスル<4384>、スノーピーク<7816>などの下げも目立つ。

半面、売買代金首位となったレーザーテック<6920>が上昇、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>など海運株も堅調だった。三井住友フィナンシャルグループ<8316>がしっかり、メルカリ<4385>も買いが優勢だった。グッドコムアセット<3475>、鳥貴族ホールディングス<3193>が大幅高に買われ、ラクーンホールディングス<3031>も物色人気。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、太陽誘電 <6976>、味の素 <2802>、村田製 <6981>、アドテスト <6857>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約11円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、第一三共 <4568>、KDDI <9433>、日産化 <4021>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約124円。

東証33業種のうち上昇は海運業、銀行業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)保険業、(2)ガラス土石製品、(3)その他金融業、(4)倉庫運輸関連、(5)建設業。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)精密機器、(3)不動産業、(4)医薬品、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△ジェネパ <3195> [東証G]

上期営業利益が黒字転換。

△グッドコムA <3475> [東証P]

上期営業利益は計画上振れ52%増益で着地。

△ビジョナル <4194> [東証G]

人材採用支援市場の活況受け22年7月期業績予想を上方修正。

△VNX <4422> [東証G]

第3四半期営業利益が通期計画超過。

△スマレジ <4431> [東証G]

22年4月期の営業利益は会社計画超過、上限39万株の自社株買い。

△ストリームM <4772> [東証G]

総括プロデューサーがサウジ文化部長官と会談。

△ネクスウェア <4814> [東証S]

「インテグリティ・ドローン」展開へ。

△サーキュ <7379> [東証G]

第3四半期37%営業増益と自社株買いを好感。

△かんなん丸 <7585> [東証S]

未定としていた今期配当は6円を実施へ。

△第一生命HD <8750> [東証P]

米10年債や30年債利回りの上昇が追い風材料に。

▼Pアンチエイ <4934> [東証G]

製品動向の落ち着き受け今期業績を下方修正。

▼HIS <9603> [東証P]

第2四半期最終損益は赤字幅拡大。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)グッドコムA <3475>、(2)鳥貴族HD <3193>、(3)ラクーンHD <3031>、(4)大真空 <6962>、(5)愛知銀 <8527>、(6)JMDC <4483>、(7)中京銀 <8530>、(8)東京きらぼし <7173>、(9)JNS <3627>、(10)ユニデンHD <6815>

値下がり率上位10傑は(1)東建コーポ <1766>、(2)Hamee <3134>、(3)MSOL <7033>、(4)アセンテック <3565>、(5)ブラス <2424>、(6)正栄食 <8079>、(7)東和薬品 <4553>、(8)スノーピーク <7816>、(9)ラクスル <4384>、(10)第一三共 <4568>

【大引け】

日経平均は前日比357.58円(1.32%)安の2万6629.86円。TOPIXは前日比22.61(1.19%)安の1878.45。出来高は概算で12億6090万株。東証プライムの値上がり銘柄数は382、値下がり銘柄数は1403となった。東証マザーズ指数は654.76円(0.78円高)。

[2022年6月14日]

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