Iスペース Research Memo(5):財務内容は健全性を維持、積み上がった手元キャッシュは株主還元していく意向

特集
2022年6月22日 15時05分

■インタースペース<2122>の業績動向

3. 財務状況と経営指標

2022年9月期第2四半期末の総資産は前期末比924百万円増加の11,204百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では現金及び預金が394百万円増加したほか、売掛金及び契約資産が589百万円増加した。また、固定資産では有形固定資産が23百万円、投資その他資産が46百万円それぞれ減少した。

負債合計は前期末比724百万円増加の5,552百万円となった。流動負債で買掛金が642百万円、未払法人税等が42百万円それぞれ増加した。また、純資産合計は同199百万円増加の5,652百万円となった。親会社株主に帰属する四半期純利益447百万円の計上及び配当金の支出135百万円により利益剰余金が312百万円増加し、その他有価証券評価差額金が34百万円減少した。

経営指標を見ると、自己資本比率が前期末の53.0%から50.4%に低下したものの、無借金経営で手元キャッシュも58億円と過去最高水準に積み上がっており、財務の健全性は高いと判断される。同社では積み上がった手元キャッシュの使途について、M&A資金に活用していくほか株主還元にも充当していく意向を示している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

提供:フィスコ

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