「脱炭素」が9位、GX実現に向け官民投資150兆円<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「脱炭素」が9位となっている。
化石燃料からクリーンエネルギーへの移行による経済社会システム全体の変革を目指す「グリーントランスフォーメーション(GX)」への関心が高まっている。政府はGX担当相を新設し、7月下旬にGX実行会議の初会合を開催した。官民で今後10年間に150兆円超の関連投資を実現する目標を掲げており、GX経済移行債の発行などを通じて民間企業を支援していく構えだ。
初会合ではGXの実現に向けた第1段階として、まず足もとのエネルギー危機の克服を最優先するとした。会議で岸田首相は、再生可能エネルギーや蓄電池、省エネルギーを最大限導入するための支援策や原発再稼働などに関し、次回会合で具体的な方策を示すよう指示している。政府が脱炭素社会の実現に向けて本腰を入れるなか、株式市場では今後も「脱炭素」は息の長いテーマとして耳目を集め続けることになりそうだ。
関連銘柄としては、レノバ<9519>やイーレックス<9517>など再生可能エネ関連、パナソニック ホールディングス<6752>や京セラ<6971>、日本ガイシ<5333>といった蓄電池関連など。原発関連では東京電力ホールディングス<9501>のほか、日本製鋼所<5631>や東京エネシス<1945>、助川電気工業<7711>をマークしておきたい。