「インバウンド」が15位にランク、岸田首相が現行の水際対策緩和を表明<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド」が15位となっている。
岸田首相は8月31日の記者会見で、9月7日から1日当たりの入国者数の上限を現行の2万人から5万人に引き上げるとともに、すべての国を対象に添乗員を伴わないパッケージツアーによる入国を可能にするなど更なる緩和を行うことを表明した。また、入国者健康居所確認アプリ(MySOS)の改善により、空港での入国手続きを円滑化することもあわせて発表している。
日本政府観光局(JNTO)によれば、7月の訪日外客数(推計値)は14万4500人と4カ月連続で10万人を上回ったが、新型コロナウイルスが影響する前の19年の同月と比べると95.2%減といまだ大きく下回っている。ただ、世界各国で国際的な交流が活発化しているほか、岸田政権はG7並みの円滑な入国が可能になるよう取り組んでいることからインバウンド需要の回復が期待される。
関連銘柄としては、HANATOUR JAPAN<6561>などの旅行関連、三越伊勢丹ホールディングス<3099>をはじめとする百貨店、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>などのドラッグストア、資生堂<4911>などの化粧品大手、空運の日本航空<9201>やANAホールディングス<9202>に注目したい。