「レアアース」が13位にランクイン、南鳥島沖の海底から採掘と報じられ関心高まる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「レアアース」が13位にランクインしている。
10月31日付の読売新聞で「政府は、小笠原諸島・南鳥島沖の水深6000メートルの海底で確認されているレアアース泥の採掘に乗り出す」と報じられた。記事によると、来年度にも採掘法の確立に向けた技術開発に着手し、5年以内の試掘を目指すという。
レアアース(希土類元素)とは、流通量や使用量が少ない非鉄金属であるレアメタルの一部。レアアース磁石の材料であるネオジム、ジスプロシウム、HDDガラス基板などの研磨剤や自動車用排ガス触媒に使用されるセリウム、ランタンなどが含まれ、自動車やエレクトロニクス製品の性能向上に必要不可欠な材料だが、世界の生産量のうち約8割を中国が占めている。
中国はレアアースの輸出管理を強めており、経済安全保障上の観点からも中国依存からの脱却が課題となっており、国内調達の実現につながる同ニュースへの関心は高い。この日の関連銘柄の動きでは、浮体式生産設備を手掛ける三井海洋開発<6269>や、オーストラリアのレアアース開発会社に出資する双日<2768>が上昇。三井物産<8031>、住友商事<8053>、三菱商事<8058>など他の大手商社も高い。