「人工知能」が3位、エヌビディア効果で注目度急上昇<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「人工知能」が3位にランクインしている。
人工知能(AI)の進化が目覚ましい。ビッグデータをバックグラウンドとしたディープラーニング(深層学習)技術によって、近年AIのレベルアップが飛躍的に進んだが、昨年から今年にかけて一段とそのスピードが加速した感が強い。米新興企業のオープンAIが手掛ける「ChatGPT(チャットGPT)」の登場を契機に、生成AIに対する世界の注目度が急上昇し、各国の株式市場でAI関連株が急動意をみせるケースが相次いでいる。
AI先進国である米国では、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>がその象徴株として株価を上昇させ、直近時価総額がついに1兆ドルを超えた。GAFAMと完全に肩を並べる巨大企業(現在は同社を含め5銘柄)となったが、同社株の人気は米国株市場全体におけるAI関連のテーマ物色にも火をつけている。前日は、法人向けAIアプリケーションを展開するC3.ai<AI>が30%を超える急騰をみせた。
東京市場でもAI関連株に位置付けられる銘柄に物色の矛先が向かい始めた。生成AIの市場拡大を背景に半導体関連株の一角が買われていたが、大型株が中心であり、これまでは中小型株に資金が向かいにくい状況にあった。しかし、全体相場が上昇一服となる中で、比較的時価総額の小さい銘柄にもリターンリバーサル狙いの買いが観測され、つれてAI関連株に投資マネーの視線が集まり始めている。
PKSHA Technology<3993>、ヘッドウォータース<4011>、ティアンドエス<4055>などが注目されるほか、きょうはエヌアイデイ<2349>、ブレインパッド<3655>、アステリア<3853>、シルバーエッグ・テクノロジー<3961>、ユーザーローカル<3984>、ニューラルポケット<4056>、かっこ<4166>、エクサウィザーズ<4259>、HEROZ<4382>、pluszero<5132>、テクノロジーズ<5248>、メタリアル<6182>、HPCシステムズ<6597>、ポート<7047>などが買いを集めている。