「総合商社」が8位、「バフェット効果」依然として色褪せず<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「総合商社」が8位にランクインしている。
総合商社株への買いが勢いを増している。きょうは三菱商事<8058>、三井物産<8031>、伊藤忠商事<8001>、住友商事<8053>、丸紅<8002>の大手5社がいずれも上場来高値を更新するという人気ぶりだ。株高局面が長く続いているが、特に6月に入ってからの上昇は特筆され、三菱商、丸紅、三井物については今月1日からきょうまでの14営業日で下げた日はわずか1営業日しかない。伊藤忠と住友商についても今月に入ってから前日終値を下回ったのは2営業日のみである。
著名投資家のウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイは、昨年来、日本の総合商社への積極投資を表明しているが、ここに来て一段と買い姿勢を強め、直近では5大商社のうち4社で保有株比率が8%を超えたことが明らかとなった。しかも、今後も買い増しを続ける方針にあり、保有株比率を最大9.9%まで拡大させることを表明している。
4月以降、海外機関投資家による高水準の日本株買いが観測されるが、これは“投資の神様”バフェット効果による部分も大きいと見られている。海外投資家が買っているのは総合商社株だけではないが、日本株は総じてPERやPBRなど株価指標面で割安な銘柄が多く、商社株人気を起点にバリュー株見直しの動きが広がっている。