【↑】日経平均 大引け| 5日続伸、朝安も下値には買いが入り切り返す (9月1日)

市況
2023年9月1日 17時05分

日経平均株価

始値  32521.15

高値  32845.46(11:13)

安値  32499.44(09:00)

大引け 32710.62(前日比 +91.28 、 +0.28% )

売買高  13億1819万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆2854億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は91円高と5日続伸、朝安後に切り返す展開に

2.前日のNYダウは168ドル安、今晩の米雇用統計に関心

3.TOPIXは1990年7月以来、33年ぶりの高値圏に上昇

4.三菱UFJや三井住友FGといったメガバンクが新値に買われる

5.アドテストや東エレク、ソシオネクストなど半導体株は安い

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比168ドル安と5日ぶりに反落した。買い先行も米雇用統計の発表を控え利益確定売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は5日続伸。朝安後、切り返す展開となり、特にTOPIXはバブル後の高値を更新した。

前日の米株式市場では、NYダウが5日ぶりに反落した。今晩の米8月雇用統計を前にポジション調整売りも膨らんだ。これを受けた、東京市場も日経平均は朝方は下落してスタートした。前日までの4日間で1000円近い上昇となっていたことから、利益確定の動きも出た。ただ、売り一巡後は下値に買いが入りプラス圏に値を上げた。銀行、商社、海運など幅広い業種が買われた。TOPIXは8月1日につけた高値を抜き、バブル崩壊後の1990年7月以来、33年ぶりの高値圏に値を上げた。

個別銘柄では、レーザーテック<6920>やソニーグループ<6758>、ルネサスエレクトロニクス<6723>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが新高値に買われた。日立製作所<6501>は連日で上場来高値を更新した。三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>が高く、川崎汽船<9107>や日本郵船<9101>が堅調。日本製鉄<5401>やトヨタ自動車<7203>、三菱重工業<7011>が値を上げ、ダイキン工業<6367>やパナソニック ホールディングス<6752>がしっかり。

半面、アドバンテスト<6857>や東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>といった半導体関連株が安く、ファーストリテイリング<9983>や東京電力ホールディングス<9501>が値を下げた。ニデック<6594>や村田製作所<6981>、イビデン<4062>も軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソニーG <6758>、ダイキン <6367>、リクルート <6098>、KDDI <9433>、伊藤忠 <8001>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約46円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、SBG <9984>、TDK <6762>、エーザイ <4523>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は医薬品のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)石油石炭製品、(4)鉄鋼、(5)証券商品先物。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)ゴム製品、(2)その他製品、(3)輸送用機器、(4)空運業、(5)情報・通信業。

■個別材料株

△四電工 <1939> [東証P]

24年3月期配当予想を増額修正。

△イチカワ <3513> [東証S]

自社株取得を発表。

△ネクスジェン <3842> [東証G]

CPaaSマーケットプレイスを発足。

△ニーズウェル <3992> [東証P]

ヤマダHD <9831> [東証P]からコンカー導入支援を受注。

△HCSHD <4200> [東証S]

LTS <6560> [東証P]がTOB実施を発表。

△サンバイオ <4592> [東証G]

「SB623」収量の課題改善を確認。

△Ine <4933> [東証G]

東証プライムへの市場変更と記念配当実施を好感。

△内田洋 <8057> [東証P]

今期経常は2%増益、前期配当を40円増額・今期も190円継続へ。

△MHT <9218> [東証G]

商工中金と業務提携。

△ポエック <9264> [東証S]

23年8月期業績は計画上振れで着地。

▼大和重 <5610> [東証S]

東証が信用規制

▼アインHD <9627> [東証P]

公契約関係競売等妨害罪の容疑で北海道警が常務らを逮捕。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)四電工 <1939>、(2)筑波銀 <8338>、(3)サクサ <6675>、(4)内田洋 <8057>、(5)シュッピン <3179>、(6)山田コンサル <4792>、(7)愛知鋼 <5482>、(8)ロボホーム <1435>、(9)さくらネット <3778>、(10)JVCケンウ <6632>

値下がり率上位10傑は(1)アインHD <9627>、(2)ユーザーロカ <3984>、(3)ブレインP <3655>、(4)広済堂HD <7868>、(5)河西工 <7256>、(6)トビラシステ <4441>、(7)ヨシムラHD <2884>、(8)ワタミ <7522>、(9)ギークス <7060>、(10)芝浦 <6590>

【大引け】

日経平均は前日比91.28円(0.28%)高の3万2710.62円。TOPIXは前日比17.75(0.76%)高の2349.75。出来高は概算で13億1819万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1451、値下がり銘柄数は332となった。東証マザーズ指数は758.61ポイント(1.56ポイント安)。

[2023年9月1日]

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