「インバウンド」が13位にランクイン、訪日外客数への関心の高さを反映<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「インバウンド」が13位にランクインしている。
20日に8月の訪日外客数(推計)が発表されており、同統計への関心の高さが反映されているようだ。8月の訪日外客数は215万6900人となった。新型コロナウイルス感染拡大前の19年同月比で85.6%に回復。特にアジアの香港やインドネシア、フィリピン、欧米では米国やカナダなどからの訪日外客数が増加したことが回復率の押し上げ要因となり、回復率では前月(77.6%)を上回り初めて8割を超えた。
ただ、8月10日に日本行きの団体旅行・パッケージツアー商品の販売禁止措置が解除された中国からの訪日外客数は36万4100人で、回復率は36.4%(7月29.8%)にとどまった。約3年半ぶりの団体旅行解禁とあって大きく回復すると期待され、実際に多くの現地旅行会社では問い合わせが増えていたものの、24日に東京電力福島第一原子力発電所処理水の海洋放出が始まるとキャンセルが相次いだという。
今後の中国からの訪日外客の回復見通しにはさまざまな見方があるものの、航空各社では中国からの航空便を増やす方向にあり、回復は着実に進むとの見方が強い。引き続きインバウンド関連への関心も続くとみられ、日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>などの航空会社や三越伊勢丹ホールディングス<3099>、高島屋<8233>などの百貨店、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、サンドラッグ<9989>などのドラッグストアといった関連銘柄への注目も続きそうだ。