【↓】日経平均 大引け| 続落、朝高も利益確定売りでマイナス圏 (1月17日)
日経平均株価
始値 35850.18
高値 36239.22(10:35)
安値 35476.52(14:59)
大引け 35477.75(前日比 -141.43 、 -0.40% )
売買高 19億6260万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆2787億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、朝高後に値を崩す展開に
2.前場は600円超上昇する場面も、後場は安値引け
3.アジア株安や米株先物安を横目に利益確定の動き
4.急速な円安受け半導体などハイテクの一角は堅調
5.押し目買いも観測、売買代金5兆2000億円と活況
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比231ドル安と続落した。FRB高官の早期利下げ観測けん制で長期金利が上昇し売りが優勢となった。
東京市場では、朝方は買いが先行し、日経平均株価は大幅高で3万6000円台に乗せたが、後場は値を消す展開となり、結局この日の安値圏で引けた。
17日の東京市場は、朝方は円安進行を背景に主力ハイテク株中心に大きく買いが先行。前日の欧米株市場が総じて軟調な動きだったにもかかわらず、リスク選好の地合いで、寄り後も次第高。前場中ごろには600円を超える上昇で3万6200円台まで水準を切り上げた。しかし、その後は利益確定を急ぐ動きが表面化した。目先過熱感が意識されるなか、先物主導で売り優勢の地合いに変わり、日経平均は後場に入るとマイナス圏に沈んだ。途中戻り足をみせる場面もあったが、引けにかけて売り直され、ほぼ安値引けとなった。アジア株市場が全面安商状に売られたほか、米株価指数先物が軟調に推移したことも嫌気された。なお、プライム市場の売買代金は5兆2000億円を上回る記録的な活況相場となった。
個別では、東京電力ホールディングス<9501>が下落したほか、ファーストリテイリング<9983>も冴えない。信越化学工業<4063>が値を下げ、任天堂<7974>、ソシオネクスト<6526>も売りに押された。富士通<6702>が安く、三菱重工業<7011>も水準を切り下げた。ヤマエグループホールディングス<7130>が値下がり率トップに売り込まれ、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が急落、Gunosy<6047>も急反落となった。
半面、レーザーテック<6920>が大商いで上昇、川崎汽船<9107>も商いを膨らませプラス圏で着地した。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>が堅調、ソフトバンクグループ<9984>も値を上げた。キーエンス<6861>が高く、伊藤忠商事<8001>、三井物産<8031>など総合商社も物色された。さくらインターネット<3778>がストップ高で買い物を残す人気となり、DDグループ<3073>も値を飛ばした。このほか、霞ヶ関キャピタル<3498>が活況高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、SBG <9984>、レーザーテク <6920>、アドテスト <6857>、三菱商 <8058>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約115円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は信越化 <4063>、ファストリ <9983>、中外薬 <4519>、ダイキン <6367>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約115円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)卸売業、(2)保険業、(3)小売業、(4)銀行業、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)電気・ガス業、(3)医薬品、(4)化学、(5)精密機器。
■個別材料株
△アミタHD <2195> [東証G]
代表幹事を務めるJ-CEPにおける実証結果を発表。
△サイネックス <2376> [東証S]
生成AI関連株物色の流れに乗る。
△アウン <2459> [東証S]
シンガポールの人材関連企業と業務提携。
△サイネックス <2376> [東証S]
生成AI関連株物色の流れに乗る。
△モビルス <4370> [東証G]
NTTネクシアの実証実験にオペレーション支援AI「MooA」を提供。
△ヌーラボ <5033> [東証G]
生成AI関連で業績変貌。
△メタリアル <6182> [東証G]
「東証が英文開示を義務化」との報道。
△松尾電 <6969> [東証S]
27年3月期に営業利益8億円目指す中計を好材料視。
△ハークスレイ <7561> [東証S]
24年3月期配当予想を増額修正。
△プロネクサス <7893> [東証P]
東証が英文開示を義務化と報じられ関連銘柄として物色。
▼ホギメデ <3593> [東証P]
24年3月期業績予想を下方修正。
▼ヤマエGHD <7130> [東証P]
公募増資発表で希薄化を懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778>、(2)DDグループ <3073>、(3)アイネット <9600>、(4)霞ヶ関C <3498>、(5)プロネクサス <7893>、(6)FPパートナ <7388>、(7)東プレ <5975>、(8)宝&CO <7921>、(9)ゼンショHD <7550>、(10)大真空 <6962>。
値下がり率上位10傑は(1)ヤマエGHD <7130>、(2)JIA <7172>、(3)Gunosy <6047>、(4)TSIHD <3608>、(5)松屋 <8237>、(6)ホギメデ <3593>、(7)そーせい <4565>、(8)ケアネット <2150>、(9)東京産 <8070>、(10)Sansan <4443>。
【大引け】
日経平均は前日比141.43円(0.40%)安の3万5477.75円。TOPIXは前日比7.60(0.30%)安の2496.38。出来高は概算で19億6260万株。東証プライムの値上がり銘柄数は486、値下がり銘柄数は1114となった。東証グロース250指数は689.08ポイント(17.88ポイント安)。
[2024年1月17日]
株探ニュース