【今週読まれた記事】利上げ見据えた次なる戦略“バリュー回帰”に注目集中

特集
2024年6月15日 6時30分

株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は6月8日から14日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

前週末に発表された米雇用統計に加え、5月の米CPI、米FOMC、日銀政策決定会合、メジャーSQ算出と重要イベントが目白押しとなった今週の日経平均株価は前週末比130円高の3万8814円で取引を終了。各指標・会合ともに大きなサプライズはなく、今週も方向感に乏しい展開となりました。

ナスダック総合株価指数が最高値更新を続けるなか、日本株には明らかに勢いが足りません。その理由を「4万円まで急騰した後始末がまだ終了していない」と指摘するのは人気相場コラム「【植木靖男の相場展望】 ─日経平均4万円達成の後始末は?」の植木氏。「市場関係者の間では高値圏から3ヵ月後の7月から6ヵ月後の9月頃まで調整とみる声が強い」と、相場の転換点が訪れるのはもうしばらく先との見方を示しています。この記事は多くの方に読まれ、アクセスランキング上位入りとなりました。

<相場観特集>で見通しを伺った第一生命経済研究所 主任エコノミスト桂畑誠治氏も「日経平均は向こう1ヵ月程度の期間で上下に明確なトレンドが発生することは想定しづらく、基本的にはもみ合い圏での推移」と予想。「東京市場では追加利上げ後、日銀がどういう金融政策の舵取りをするかを気にしているところがある」と、利上げへの警戒感が投資家を慎重にさせているとみています。

相場コラムは今週も大人気となっています。現在下落して“値頃感”が出ている銘柄について「仕掛けは早すぎる」「兜町には『下げの途中で買うな』という教えがある」とレクチャーした「【杉村富生の短期相場観測】 ─成功の秘訣は良くなる企業を拾うこと!」は今週もトップ10入り。そのほか以下のコラムも上位入りとなっています。どの記事もお見逃しなく。

【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ ヒット製品を擁する"強者企業"で正面突破!

富田隆弥の【CHART CLUB】 「重要イベントが目白押しの6月第2週」

桂畑誠治氏【強弱観対立の東京市場、中銀ウィークでどうなる】 <相場観特集>

今回の日銀会合では利上げは見送られる結果となりましたが、将来的な利上げはほぼ既定路線となっており、“どのようなスケジュールで行われるか”が焦点となります。そうしたなか株式市場で再び注目を集めているのが“バリュー株”への資金還流。「バリュー株大潮流、株高ダイナミズム開花の『低PBR特選10銘柄』 <株探トップ特集>」は、割安さと材料株特有の需給妙味を内包し、バリュー株シフトの流れに乗る10銘柄を厳選して紹介。見事アクセスランキング首位に輝きました。

更に、投資テーマ関連では「『データセンター』新章突入へ、海外で爆騰相次ぐ『液体冷却』関連株 <株探トップ特集>」が3位にランクイン。「生成AI」ブームの熱が周辺分野へ波及していることを実感させる結果となりました。また、「猛暑の夏に電気代再上昇、ニーズ急増機運の『省エネ投資』厳選6銘柄 <株探トップ特集>」は2週連続の上位入り。以下の記事も多くの方に読まれ上位入りとなっています。

「6G」時代を先取れ、日本が主導権狙う「光電融合技術」で輝く銘柄7選 <株探トップ特集>

「食料安全保障」で再脚光! IT化加速の「スマート農業」関連に照準 <株探トップ特集>

少子化対策の一翼を担う「妊活フェムテック」、評価機運高まる銘柄群 <株探トップ特集>

ランキング2位を獲得したのは、24年1-3月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄にスポットを当てた「利益成長“青天井”銘柄リスト」の“総集編”第2弾となりました。また、先週配信した第1弾が2週連続ランクイン、第3弾は週半ばの木曜日配信にもかかわらず上位入りの人気となっています。待望の第4弾は明日16日の19時30分に配信予定。お楽しみに。

利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 34社選出 <成長株特集>

利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第2弾 34社選出 <成長株特集>

利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第3弾 37社選出 <成長株特集>

<割安株特集>では、今週も高利回り銘柄ランキングが多くのアクセスを集め上位入り。「10万円以下で買える」シリーズも安定した支持を獲得しています。

【高配当利回り銘柄】ベスト30 <割安株特集> 6月12日版

6月に配当取りを狙える【高利回り】ベスト30 <割安株特集>

10万円以下で買える、高ROE&低PER 31社【プライム】編 <割安株特集>

10万円以下で買える、高ROE&低PER 27社【スタンダード】編 <割安株特集>

今週の株探プレミアムコラムは怒濤の配信ラッシュとなりました。先陣を切ったのは成長企業の歩みを株価と共に振り返る『Buy&Hold STORIES』の新シリーズです。第3回となる今回は東証一部上場からわずか10年足らずで時価総額1兆円超え、瞬く間にその名を全国区へと広げた「業務スーパー」を運営する神戸物産<3038>を特集。倒産寸前だった小さな食品スーパーを創業者“沼田昭二氏”が見事に再建し、前代未聞の食品スーパーへと変貌させた“勝利の方程式”を全5回のシリーズで解き明かしていきます。

第1章 “雌伏の20年”を経て誕生した、前代未聞の食品スーパー

倒産寸前の食品スーパーを時価総額1兆円企業に変貌させた“勝利の方程式” とは? 神戸物産①

毒入り餃子"風評被害でどん底へ……起死回生の国内工場M&Aをスタート 神戸物産②

東証一部上場、「第6次産業」のフレーズに株式市場が熱視線 神戸物産③

第2章 一躍、全国区の人気チェーンへ、夢の続きはどこまで

タピオカ・ブームとコロナ特需で株価は4年で9倍超え 神戸物産④

業績は好調も株価は一進一退、高値更新のカギは何か? 神戸物産⑤

また、神戸物産編の特別編として創業者の後を継いだ2代目社長“沼田博和氏”へのインタビューを配信。株価急騰を生んだ施策の秘密と、沼田博和氏が「業務スーパー」に次ぐ事業の柱と見据える“外食・中食事業”の事業戦略や今後の課題を語っていただきました。

神戸物産 沼田博和社長・特別インタビュー(前編)

神戸物産 沼田博和社長・特別インタビュー(後編)

「すご腕投資家さんに聞く『銘柄選び』の技」からは「個人投資家大調査-2024」のアンケート回答者である兼業投資家の“マック・チェリーさん”(ハンドルネーム)へのインタビューを基にした記事を4本配信しました。第1回では親子上場の解消によるTOB(株式公開買い付け)に着目したイベント・カタリスト投資を武器に、約20年間で100万円を5億4000万円まで資産を拡大させたマック・チェリーさんの銘柄選別のポイントを紹介。第2回からはマック・チェリーさんが足もとで保有している銘柄リストやイベント投資以外の勝ち技に注目しています。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。

狙うは親子上場、「割安・上場子会社」に先回り投資で5億円超え

資産540倍化のすご腕さんが、親子上場の解消で今期待の銘柄とは!

ウエルシアにC&Fロジ、親子上場の解消以外で勝った技

ニトリが大株主に躍り出たエディオンには「買い」、SBG傘下のSBには「売り」で勝負

配信ラッシュの締めくくりは、智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による大人気コラム「日本株・数字で徹底診断!」第138回、「個人投資家の愛されキャラ銘柄を探したら、やはり強いあの業種」。円安ドル高の進行や欧米の景気後退による業績のピークアウトリスクを意識して、株高の主体であった海外勢が日本株から逃避する可能性が懸念されています。このような市場環境で有効な戦略として、大川氏は逆張りスタイルの投資主体である“個人投資家”が好みそうな銘柄に資金配分を広げる作戦を提案。個人投資家の売買動向と株価の騰落率の連動性を算出し、株主優待の有無など定性的な要素も組み合わせ個人投資家からの“愛されキャラ銘柄”を割り出しました。気になる該当銘柄リストは2ページ目に掲載しています。

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株探の看板記事「明日の好悪材料」と「本日の【サプライズ決算】速報」は、引け後の材料をまとめてチェックできる便利な記事です。情報収集にぜひご活用下さい。

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月7日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月10日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月11日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月12日発表分)

【明日の好悪材料】を開示情報でチェック! (6月13日発表分)

★本日の【サプライズ決算】速報 (06月10日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (06月11日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (06月12日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (06月13日)

★本日の【サプライズ決算】速報 (06月14日)

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