「地方銀行」が16位にランク、千葉銀・千葉興の動向などに関心高まる<注目テーマ>
★人気テーマ・ベスト10
1 データセンター
2 親子上場
3 半導体
4 レアアース
6 防衛
7 下水道
8 人工知能
9 生成AI
10 半導体製造装置
みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「地方銀行」が16位にランクインしている。
地方銀行業界の再編機運が高まっている。3月には長野県を地盤とする八十二銀行<8359>と山梨県の山梨中央銀行<8360>、静岡県のしずおかフィナンシャルグループ<5831>傘下の静岡銀行が包括業務提携を締結し、「富士山・アルプス アライアンス」を発足させることを発表。4月には新潟県を地盤とする第四北越フィナンシャルグループ<7327>と群馬県を本拠とする群馬銀行<8334>が27年春の経営統合を目指すことを明らかにした。
更に、今月に入り千葉銀行<8331>と千葉興業銀行<8337>が経営統合をする方向で協議入りしたことがわかった、と報じられた。千葉銀は3月に千葉興の一部株式を取得しているが、この報道に関して両行は具体的に決定した事実はない、としている。人口が減少し東京一極集中が進むなか、「金利ある世界」に突入し、地方銀行を取り巻く経営環境は大きく変化している。こうしたなか、地銀間での業界再編の動きが活発化している。地銀株は低PBRで高配当利回り銘柄が多く、コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>や七十七銀行<8341>、京都フィナンシャルグループ<5844>、ふくおかフィナンシャルグループ<8354>などが注目されている。