話題株ピックアップ【夕刊】(3):アンドST、Uアローズ、ブックオフG
■アンドエスティHD <2685> 3,070円 +50 円 (+1.7%) 本日終値
アンドエスティHD<2685>が反発。7日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比2.9%増と4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。月を通して昨年より平均して気温の高い日が多かったことで、春物・夏物商品ともに伸長した。アイテム別では、シャツや半袖Tシャツ、前月に引き続き定番のパンツが人気だったほか、服飾雑貨ではボリュームソールのシューズ、生活雑貨ではシャワーサンダルやワンタッチボトルが好評だった。なお、全店売上高は同4.9%増だった。
■ユナイテッドアローズ <7606> 2,477円 +30 円 (+1.2%) 本日終値
ユナイテッドアローズ<7606>が4日ぶりに反発。7日の取引終了後に発表した4月度の売上概況(速報)で、小売りとネット通販を合わせた既存店売上高が前年同月比11.7%増と7カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。4月は春物から初夏物への移行がみられ、メンズ、ウィメンズともシャツ、カット、ニット、ジャケット、パンツなどの動きが目立った。チャネル別では、前年は新商品管理基幹システムへの移行により一時的に弱含んだネット通販が大きく伸長した。なお、全社売上高は同15.7%増だった。
■ブックオフG <9278> 2,017円 +15 円 (+0.8%) 本日終値
ブックオフグループホールディングス<9278>が底堅い動き。7日の取引終了後に発表した4月度の国内ブックオフ事業売上高で、直営既存店売上高が前年同月比8.6%増となり、3月の同5.5%増を上回る伸び率で63カ月連続で前年実績を上回ったことを好材料視した買いが下値に入ったようだ。トレーディングカード・ホビー、家電・携帯電話、アパレル、ソフトメディアなどが前年を上回った。
■IHI <7013> 3,059円 +14 円 (+0.5%) 本日終値
IHI<7013>が後場急上昇。午後1時ごろに発表した27年3月期連結業績予想で、売上高1兆8300億円(前期比11.4%増)、営業利益2400億円(同45.0%増)、純利益1650億円(同2.5%増)と大幅営業増益を見込み、年間配当予想を前期比実質増配となる23円としたことが好感された。受注高は前期にエネルギーの大型案件があった反動で減少を見込むものの、売上高はアフターマーケット事業の拡大に加えて新製エンジンの販売台数増も期待できる民間向け航空エンジンや、防衛力強化政策を追い風とする防衛事業が業績を牽引する。将来に向けた研究開発費の増加や、地政学リスクや構造改革に備えたバッファを織り込みつつ、3期連続で過去最高業績を更新する見通しだ。なお、26年3月期決算は、売上高1兆6434億円(前の期比1.0%増)、営業利益1655億3400万円(同15.3%増)、純利益1609億9200万円(同42.8%増)だった。
■デジタルアーツ <2326> 4,940円 -1,000 円 (-16.8%) ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率2位
デジタルアーツ<2326>はストップ安。7日取引終了後、中期経営計画の目標数値を見直すと発表。最終年度となる27年3月期の連結売上高を150億円から120億円へ、連結営業利益を78億円から54億円へ下方修正した。企業向け市場の成長が想定を下回っていることなどを織り込んだ。これを嫌気した売りが膨らんでいる。あわせて発表した26年3月期決算は、売上高が108億3500万円(前の期比8.5%増)、営業利益が47億9100万円(同5.1%増)だった。社会的なセキュリティー意識の高まりが追い風となった。続く27年3月期の見通しは下方修正した中計の目標数値と同じ。配当予想は100円(前期95円)を見込んだ。
■TOA <6809> 1,569円 -211 円 (-11.9%) 本日終値 東証プライム 下落率4位
TOA<6809>は急落。7日取引終了後、26年3月期連結決算を発表。売上高は553億8600万円(前の期比9.4%増)、営業利益は46億5600万円(同29.7%増)だった。官公庁や商業施設、オフィスビル向けが伸びたほか、海外事業も良好だった。続く27年3月期の売上高は565億円(前期比2.0%増)、営業利益は47億円(同0.9%増)を予想。配当予想は85円(前期90円)とした。前期まで3期連続で2ケタ営業増益を達成してきただけに、やや成長が鈍化したとの見方もあるようだ。減配見通しも嫌気され、目先利益確定売りに押される展開となっている。なお、あわせて29年3月期を最終年度とする中期経営基本計画を発表。最終年度に売上高600億円、営業利益51億円を目指す。
■イトーキ <7972> 2,893円 -357 円 (-11.0%) 本日終値 東証プライム 下落率5位
イトーキ<7972>は大幅反落。7日取引終了後、第1四半期(1~3月)連結決算を発表。売上高は472億2400万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は80億8900万円(同9.0%増)だった。ハイブリッドな新しい働き方にあわせたリニューアル案件を中心に堅調に推移した。決算内容は良好だったものの通期計画との比較で特段のサプライズ感はなく、目先は利益確定売りが先行する形となったようだ。
■日本ライフライン <7575> 1,263円 -138 円 (-9.9%) 本日終値 東証プライム 下落率6位
日本ライフライン<7575>は大幅続落し、年初来安値を更新した。7日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は632億円(前期比6.8%増)、営業利益予想は107億円(同15.1%減)としており、大幅減益を嫌気した売りが出ている。心房細動症例数の増加などで売り上げは拡大するものの、公定価格の改定による販売単価の下落や製造原価の上昇を織り込んだほか、人件費や研究開発投資の増加を見込む。なお、期末一括配当予想は2円増配の56円。26年3月期については売上高が591億8700万円(前の期比4.6%増)、営業利益が126億600万円(同2.3%増)で着地した。
■飯野海運 <9119> 1,508円 -136 円 (-8.3%) 本日終値 東証プライム 下落率8位
飯野海運<9119>は大幅反落。この日午後2時ごろ、26年3月期連結決算を発表。売上高は1272億9500万円(前の期比10.3%減)、営業利益は134億3900万円(同21.4%減)だった。中国経済の低迷をはじめとする世界経済の影響を受けた。続く27年3月期の売上高は1290億円(前期比1.3%増)、営業利益は91億円(同32.3%減)を予想。配当予想は46円(前期59円)とした。6月中にホルムズ海峡の往来が再開され、その後2カ月程度で中東地域との海上輸送が概ね従来の水準に回復することを前提に策定したという。4期連続の営業減益で、かつ減配の見通しを示したことが嫌気された。
■コロプラ <3668> 387円 -32 円 (-7.6%) 本日終値 東証プライム 下落率10位
コロプラ<3668>は安い。7日取引終了後、上期(25年10月~26年3月)連結決算を発表。売上高は100億8800万円(前年同期比28.2%減)、営業利益は5億3300万円(同62.3%減)だった。一部既存タイトルの配信期間長期化に伴う売り上げ逓減が要因。これを嫌気する見方が広がっている。なお、前年同期に投資有価証券評価損を計上した反動で、純利益段階では大幅なプラスで着地した。
■グリーンエナ <1436> 1,488円 +300 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
グリーンエナジー&カンパニー<1436>がストップ高。7日の取引終了後に集計中の26年4月期連結業績について、売上高が従来予想の170億円から184億円(前の期比58.4%増)へ、営業利益が8億円から11億5000万円(同2.1倍)へ、純利益が4億4000万円から5億円(同81.8%増)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。成長ドライバーである系統用蓄電池事業が計画を上回ったことが牽引した。また、系統用蓄電池案件の成約及び引き渡しが想定以上に進捗したことに加えて、稼働を開始した広島蓄電所及び霧島蓄電所における運用収益も業績に貢献。更に効率的な借り入れに取り組んだ結果、財務コストが想定を下回ったことも寄与した。
■FIG <4392> 429円 +80 円 (+22.9%) ストップ高 本日終値
FIG<4392>がストップ高。7日の取引終了後、同社グループのREALIZEが台湾企業と共同で、最先端AI半導体の検査工程に使用される自動化装置を開発したと発表しており、材料視された。米国企業のAI向け半導体に搭載されるGPU(画像処理半導体)パッケージを対象とした装置で、量産工程に用いる。位置決め精度や動作性能、長時間稼働に耐えられる信頼性などの厳しい要求に対応。作業負荷の低減と品質の安定化につなげる。
■ReYuu Japan <9425> 433円 +80 円 (+22.7%) ストップ高 本日終値
ReYuu Japan<9425>はストップ高の433円に買われた。7日の取引終了後に、スーパー・マイクロ・コンピューター<SMCI>とAIインフラ事業に関する業務提携に向けた覚書(MOU)を締結したと発表しており、これを好感した買いが流入した。今回のMOU締結は、ReYuuがAI時代における新たなインフラ領域への事業機会を模索する取り組みの一環。スーパーマイクロコンピューター社との協業を通じてGPUサーバーを中心としたAI計算基盤の活用やAIインフラ関連ビジネスの可能性について検討を進めるとしている。なお、同件が26年10月期業績に与える影響は軽微としている。
■河西工業 <7256> 434円 +80 円 (+22.6%) ストップ高 本日終値
河西工業<7256>がストップ高。午後3時ごろに集計中の26年3月期連結業績について、営業利益が従来予想の40億円から63億円(前の期2億8900万円の赤字)へ、最終利益が10億円から40億円(同91億8200万円の赤字)へそれぞれ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は2000億円から1940億円(前の期比11.3%減)へ下振れたものの、北米地域における収益性改善の進展や、日本地域における固定費削減の原価低減効果などが利益を押し上げた。
●ストップ高銘柄
CSHD <3810> 291円 +80 円 (+37.9%) ストップ高 本日終値
など、11銘柄
●ストップ安銘柄
日本新薬 <4516> 4,093円 -700 円 (-14.6%) ストップ安 本日終値
など、2銘柄
株探ニュース