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話題株ピックアップ【昼刊】:ノリタケ、FIG、トリケミカル

注目
2026年6月1日 11時39分

■ノリタケ <5331>  4,635円  +700 円 (+17.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率3位

ノリタケ<5331>がストップ高の水準となる4635円に買われ、上場来高値を一気に更新。同社は直近でストラテジックキャピタル(東京都港区)が株主提案を実施。祖業の食器事業など不採算事業の見直しを求めるアクティビストからの圧力を受けることとなった。会社側は株主提案に反対する意向を表明しているものの、株式市場の関心は6月25日開催予定の定時株主総会とともに、同社の素材メーカーとしての潜在力にも向かっている。AIデータセンター向けにMLCC(積層セラミックコンデンサー)の需要の急拡大が期待されるようになり、電子部品株が物色人気化するなか、ノリタケはMLCC用材料を手掛ける企業とあって、MLCC関連株を選好する投資家の資金が流入。株高に弾みがついたようだ。

■FIG <4392>  2,057円  +276 円 (+15.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位

FIG<4392>は4日ぶりに急反発している。前週末5月29日の取引終了後、グループ会社のciRoboticsが6月3日から開催されるドローン専門展示会「Japan Drone 2026」で、次世代インフラドローン「R-7」を初公開すると発表しており、材料視した買いが集まっている。同製品は電源供給と通信を1本のケーブルで行う有線給電方式を採用することで、従来の課題であった飛行時間の制約が大幅に改善しており、48時間の連続飛行ができる。激甚災害・通信途絶地域での遠隔映像監視、山間部や大型インフラの長期点検などでの活用が想定されている。

■トリケミカル研究所 <4369>  4,180円  +410 円 (+10.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位

トリケミカル研究所<4369>はマドを開けて買われ、一気に年初来高値を更新した。前週末5月29日取引終了後に第1四半期(2~4月)連結決算を発表し、売上高は74億8800万円(前年同期比14.0%増)、純利益は18億5500万円(同53.6%増)だった。これが評価され、投資資金を呼び込んでいる。主要な販売先である半導体業界で生成AIの普及に伴うデータセンター投資が拡大していることや、先端ロジック・メモリー向けを中心とした投資意欲が堅調に推移していることなどが追い風となった。経費削減や販売価格の改定が奏功したほか、韓国関係会社に関する持ち分法投資利益の計上も寄与した。

■キオクシア <285A>  72,800円  +6,950 円 (+10.6%)  11:30現在

キオクシアホールディングス<285A>が大幅高で3連騰。7万円台に突入し、新値追いの展開となっている。前週末29日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は横ばい圏となった一方、キオクシアと同業のサンディスク<SNDK>は4連騰で新高値をつけるなど気を吐いた。半導体メモリーの価格高騰による業績押し上げ効果が意識されるなか、週明け1日の東京市場ではモメンタム株への資金流入も続き、キオクシアの一段高に寄与することとなった。更に、米系証券による格上げと目標株価引き上げの動きも、キオクシアへの選好姿勢を強める方向に作用したようだ。同社は2日に機関投資家や証券アナリスト、報道関係者を対象とした「インベスターデー」を開く予定で、その内容に対する投資家の関心が高まりつつある。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,259円  +768 円 (+10.3%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>は続急騰。米国株市場では、同社の傘下企業である英半導体設計アーム・ホールディングス<ARM>がここ急激に上げ足を強め、前週末も5.4%高と大幅に水準を切り上げており、これは株価の刺激材料として作用する。一方、ソフトバンクGはフランスで最大14兆円を投じAIデータセンターの建設を行う計画であることが伝わっており、マーケットの耳目を驚かせた。欧州最大規模のデータセンター建設に関しての評価は、同社の将来的な成長シナリオを後押しすることへの期待がある一方、AI過剰投資論がくすぶるなか巨額設備投資に伴う財務負担への懸念もあり見方が分かれるところだが、足もとではポジティブに捉える向きが多いようだ。

■サンリオ <8136>  921.7円  +65.5 円 (+7.7%)  11:30現在

サンリオ<8136>が大幅続伸している。5月29日の取引終了後に、常務取締役の不適切な報酬受給の疑いに関する特別調査委員会の調査報告書を受領したと発表したことを受けて、アク抜け感が強まったとの見方から買われているようだ。同事案は、常務取締役が兼任していた米国子会社のCEOとして、米国子会社から受領していた各種給付のうち、同社の指名・報酬諮問委員会により決定された報酬とは別に支給されていた給付に関するもので、総額は約2億5230万円になるという。サンリオでは、この給付金額についてはそれぞれの事業年度で米国子会社の費用として計上済みであり、連結業績や当該米国子会社の業績に虚偽は確認されていないとして、27年3月期においては、調査費用などが発生するものの、その影響は軽微としている。

■平河ヒューテック <5821>  3,990円  +205 円 (+5.4%)  11:30現在

平河ヒューテック<5821>は大幅に3日続伸している。シンガポールに本拠を置く投資運用会社アクシウム・キャピタルが前週末5月29日、企業価値及び株式価値の向上を目的とする提案書を公表しており、株価の刺激材料となっている。提案書では30億~50億円の自社株買いの即時実施を求めるとともに、配当性向を60%以上へと引き上げることなどを要求しているほか、株主総会で隅田和夫会長の取締役再任議案に反対することを表明した。また、北米ソーラー事業について生産キャパシティーの早期増設と営業体制の拡充を求める。

■東京エレクトロン <8035>  53,870円  +1,450 円 (+2.8%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>が続伸している。5月29日の取引終了後に、9月30日を基準日として1株を5株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることが目的という。同時に、上限を750万株(自己株式を除く発行済み株数の1.64%)、または1500億円とする自社株買いを実施すると発表しこれも好材料視されている。取得期間は6月1日から来年3月31日までで、中長期的な利益成長を見据えた成長投資や現状のキャッシュポジションなどを総合的に勘案し、機動的な自社株取得を可能とするために取得枠の設定を行うという。なお、株式分割後の上限は3750万株とする。

■川崎汽船 <9107>  2,580円  +60 円 (+2.4%)  11:30現在

川崎汽船<9107>が3日続伸している。同社は前週末29日の取引終了後、自社株買いの実施を発表した。取得総数の上限は4442万9000株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.96%)、取得総額の上限は1300億円とし、東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において1~5日の間に取得する予定。旧村上ファンド系のエフィッシモ・キャピタル・マネージメントなどが自社株買いに応じる。資本効率の向上に向けた取り組みを評価した買いが入ったようだ。ToSTNeT-3で取得株式総数及び取得総額が上限のいずれにも達しなかった場合は、東証での市場買い付けによる自社株買いを実施する方針。取得した自社株は原則として消却を予定するとしている。

■ヒロセ電機 <6806>  28,875円  +650 円 (+2.3%)  11:30現在

ヒロセ電機<6806>が3日続伸し連日の上場来高値更新となっている。5月29日の取引終了後に自社株116万3534株(消却前発行済み株数の3.26%)を6月5日付で消却すると発表したことが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は3453万435株となる。

■ニチレイ <2871>  1,857円  +35 円 (+1.9%)  11:30現在

ニチレイ<2871>が高い。冷凍食品を中心とした加工食品を主力に手掛け、冷蔵倉庫でも国内トップシェアを誇る。そうしたなか、アクティビストとして名を馳せる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが5月29日付で提出した大量保有報告書で、オアシスのニチレイ株式保有比率は5.01%と新たに5%を超過したことが分かった。「株主価値を守るため、重要提案行為を行うことがある」と明記しており、これを受けてニチレイの株価に先高期待が生じている。なお、同社の配当利回りは前週末終値換算で3.65%と高く、ROEも10%に達している。

■INPEX <1605>  3,419円  -185 円 (-5.1%)  11:30現在

INPEX<1605>が続落。5月29日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が前日比1.54ドル安の1バレル=87.36ドルと下落した。トランプ米大統領が同日、イランとの戦闘終結に向けた交渉に関して最終判断のための会議を行うと投稿した。これを受け米国とイランの交渉進展に向けた期待が高まり、原油価格は下落した。ただ、最終合意に向けての不透明感はなお強く、WTI価格は日本時間1日朝方の時間外取引では89ドル台で推移している。

■DyDo <2590>  2,556円  -127 円 (-4.7%)  11:30現在

ダイドーグループホールディングス<2590>は反落。前週末5月29日取引終了後、国内飲料事業の月次販売状況(本数ベース前期比・速報値)を発表。5月度(4月21日~5月20日)は前年同月比6.0%減だった。チャネル別では「自販機」が同6.3%減、「流通」が同3.8%減だった。これが嫌気されているようだ。

■Genky <9267>  3,290円  -75 円 (-2.2%)  11:30現在

Genky DrugStores<9267>はやや軟調。前週末5月29日取引終了後、5月度の月次営業速報を発表。既存店売上高は前年同月比2.9%増と、前月に続きプラス基調を維持した。既存店の客数は同3.3%増、客単価は同0.4%減だった。全店ベースの売上高は同10.5%増と好調だった。これに対する株価の反応は限定的となっている。

■インスペック <6656>  978円  +133 円 (+15.7%)  11:30現在

インスペック<6656>が続急騰、前週末に終値で93円高と値を飛ばし、ザラ場に年初来高値を更新したが、きょうは更に上げ足に弾みがついている。半導体関連はキオクシアホールディングス<285A>をはじめとする主力銘柄だけでなく、中小型株にも物色の裾野が広がっている。そのなか、同社は半導体パッケージ基板の外観検査装置などを手掛けており、AIデータセンターの建設ラッシュが収益環境に強力な追い風を吹かせている。市場では「半導体チップの高性能化でパッケージ基板のクオリティー追求がこれまで以上にレベルアップしているのは事実で、最終工程の外観検査で同社の商機が高まるとの思惑が株価を押し上げている」(中堅証券ストラテジスト)という。また、これに加えて株式需給面でも株価の押し上げ作用が働いている。時価総額50億円未満の超小型株に属するが出来高流動性は高く、短期筋のターゲットとなりやすい。そうしたなか、信用取組が拮抗し日証金では大幅売り長で貸株規制(5月22日付)がかかっており、これが目先買い戻しを誘発して株価を強く刺激している格好だ。

■アクセルマーク <3624>  88円  +30 円 (+51.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

アクセルマーク<3624>はストップ高カイ気配。前週末5月29日取引終了後、コンヴァノ<6574>から資金調達を受けると発表した。第三者割当増資による9億円と、コミットメント型タームローン・ファシリティー契約による融資極度額30億円の合計39億円を調達する。これに伴い、アクセルMはコンヴァノの連結子会社となる。コンヴァノからの支援を受け、上場維持基準への適合や連結業績の改善を図り、時価総額200億円の達成を目指す。これが材料視されているようだ。

●ストップ高銘柄

ヒラノテクシード <6245>  2,506円  +500 円 (+24.9%) ストップ高   11:30現在

日本電波工業 <6779>  3,895円  +700 円 (+21.9%) ストップ高   11:30現在

雨風太陽 <5616>  793円  +100 円 (+14.4%) ストップ高   11:30現在

堺化学工業 <4078>  5,640円  +700 円 (+14.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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