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話題株ピックアップ【夕刊】(1):ラサ工、テラスカイ、データセク

注目
2026年6月3日 15時43分

■ラサ工業 <4022>  2,653円  +500 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ

ラサ工業<4022>が4連騰で上げ足加速。5月12日につけた年初来高値2638円を払拭し約3週間ぶりに新値街道に突入した。同社の主力製品である高純度リン酸は、半導体の製造工程でウエハー表面の異物対策に不純物を極度に低減させたエッチング材料として旺盛なニーズがあり、世界首位の商品シェアを誇る。特にアジア市場でのビジネス展開力を強みとし、半導体受託生産世界最大手のTSMC<TSM>のトップサプライヤーとしても海外機関投資家など大口投資マネーの視線を集めている。複数の外資系証券で空売りが積み上がっていたが、実質6月相場入りから買い戻しの動きに火が付いた格好だ。

■テラスカイ <3915>  3,030円  +501 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率3位

テラスカイ<3915>がストップ高。同社は3日午前11時過ぎ、グループ会社のQuemixがホンダ<7267>の研究開発部門である本田技術研究所との共同研究開発の成果として、マテリアルDXのコア技術である「密度汎関数理論(DFT)」の計算速度を指数関数倍に向上させる量子アルゴリズムの開発に成功したと発表。これを材料視した買いが入った。アルゴリズムを応用することで、本田技術研究所が注力する新素材の開発スピードの加速が期待されるとしている。

■データセクション <3905>  5,060円  +700 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値

データセクション<3905>がストップ高。ここ東証グロース市場の低迷が目立っており、同社株も前日は全般リスクオフの地合いに引きずられ一時ストップ安に売られたが、きょうはリバウンド狙いの買いを呼び込んだ。アクティビストとして名を馳せる香港投資ファンドのオアシス・マネジメントが2日付で提出した大量保有報告書によると、オアシスの同社株式保有比率が9.76%と、新たに5%を大幅に超過したことが分かった。保有目的は「純投資」としているが、中期的な同社株の企業価値向上に向けた思惑を背景に株価に浮揚力が加わっている。

■JVCケンウッド <6632>  1,240.5円  +103.5 円 (+9.1%)  本日終値

JVCケンウッド<6632>は大幅高で3日続伸。この日、KENWOODブランドにて発売中の通信型アルコール検知器「CAX-AD150」が、鈴与シンワート<9360>の運転前アルコールチェッククラウドサービス「あさレポ」に採用され、連携を開始したと発表しており、好材料視された。「CAX-AD150」は、運転者が携行しやすい小型・軽量でスティックタイプの通信型アルコール検知器。鈴与シンワの「あさレポ」は、1400社以上の導入実績を持っていることから、利用層の拡大が期待されている。

■ローム <6963>  5,616円  +466 円 (+9.1%)  本日終値

国際的な投資指標であるMSCIの定期見直しの発表が、日本時間で26年8月13日早朝に予定されている。大和証券では2日、基準日前の暫定予想での候補銘柄を挙げ、3銘柄の採用と10銘柄の除外の可能性を指摘した。新規採用の候補としては、ローム<6963>、太陽誘電<6976>、日本特殊陶業<5334>を挙げた。一方、除外の可能性のある銘柄として西武ホールディングス<9024>、JFEホールディングス<5411>、資生堂<4911>、東宝<9602>、大東建託<1878>、日本ビルファンド投資法人<8951>、エーザイ<4523>、阪急阪神ホールディングス<9042>、JR西日本<9021>、大塚商会<4768>を挙げた。実際の変更は8月31日終値で反映され、パッシブ資金のリバランスに伴う売買インパクトが見込まれている。

■パナHD <6752>  3,916円  +321 円 (+8.9%)  本日終値

パナソニック ホールディングス<6752>は大幅高。上場来高値圏を舞う展開が続いている。SMBC日興証券が2日付で投資評価を最上位の「1(アウトパフォーム)」に据え置いた上で目標株価を3000円から5000円へ大幅に引き上げており、これが買い材料視されたようだ。証券会社によると、「エナジー×インダストリー」によるデバイス領域が牽引し、従来の期待を大きく超えるペースで成長局面に突入すると予測。足もとの事業環境や新たなグループ成長戦略の方向性変化を反映して業績予想を修正し、目標株価を引き上げたという。

■ホンダ <7267>  1,496.5円  +109.5 円 (+7.9%)  本日終値

ホンダ<7267>が一時10%を超す上昇となった。EV(電気自動車)関連の損失計上で26年3月期は巨額赤字を計上することとなった同社だが、今期は黒字転換を計画し、株価は5月上旬を底にして戻りを試す展開となっている。こうしたなか同社傘下の米国ホンダが2日、5月の販売台数が前年同月比9.9%増の14万8903台となったと発表した。「アコード」の販売が好調だったほか、ハイブリッド車(HV)については月間販売台数の新記録を樹立したという。日系自動車メーカーにとって稼ぎ頭とされる米国市場の強い販売状況が示されたことを好感した買いが入ったことで、売り方の買い戻しも加速し、踏み上げ的な株高につながったようだ。

■三菱化工機 <6331>  3,640円  +215 円 (+6.3%)  本日終値

三菱化工機<6331>が大幅高で6日ぶりに反発。同社は2日、遠心分離機の専門メーカーである斎藤遠心機工業(東京都大田区)の発行済み株式の52.5%を取得し資本・業務提携したと発表しており、好材料視された。陸上で使用する大型の遠心分離機に強みを持つ斎藤遠心機工業をグループ化することで、中小型の遠心分離機や船舶用の油清浄機で優位性を有する化工機と相互補完による高いシナジーが期待できると判断したという。また、将来的には製品ラインアップ面以外にも設計、部品、調達など遠心分離機事業に関連するさまざまな面でのシナジーを追求するとしている。更にこの日は、川崎製作所内に水素と二酸化炭素から都市ガスの主成分であるメタンを合成する技術であるメタネーションの実証機を設置し、実証試験を開始したと発表しており、これも好材料視されている。同装置で各種試験を実施し、取得したデータをもとにメタネーション装置の早期実用化を目指すとしている。

■アンドエスティHD <2685>  3,425円  +195 円 (+6.0%)  本日終値

アンドエスティHD<2685>が大幅高で年初来高値を更新。2日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比6.1%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年に比べて休日が2日多かったことが3.3ポイントのプラスに働いたと試算されることに加えて、好天が続き気温も高く推移したことで、夏物商品の販売が好調だった。また、5月13~21日に実施した会員向け20%ポイント還元キャンペーンや、あわせて放映したテレビCMも売り上げの伸長に寄与した。なお、全店売上高は同8.2%増だった。

■CIJ <4826>  515円  +27 円 (+5.5%)  本日終値

CIJ<4826>は後場にプラス圏へ浮上した。きょう午後2時ごろ、26年6月期の連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想は前回予想の285億円から292億円(前期比8.6%増)、営業利益予想は22億5000万円から25億5000万円(同17.5%増)とした。同時に期末配当予想を2円増額の10円としており、これらを好感した買いが集まった。年間配当予想は20円(前期は15円)となる。売上高は公共分野とエネルギー分野の受注が堅調に推移したうえ、子会社化したインフォテックソリューションが業績に寄与し前回予想を超える。利益面では増収に加え、収益率改善の進捗が計画を上回って推移した。

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