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話題株ピックアップ【夕刊】(3):西武HD、ソフトウェア、キオクシア

注目
2026年6月8日 15時48分

■西武ホールディングス <9024>  2,657円  +1 円 (+0.0%)  本日終値

西武ホールディングス<9024>は続伸。前週末5日の取引終了後、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズによる株式保有比率が6.92%から7.97%に上昇したことが明らかとなり、思惑視した買いが集まった。関東財務局に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は5月29日。保有目的は純投資及び状況に応じて中長期的な企業価値の向上を目的とし、発行会社の取締役会や取締役、経営陣その他関係者に対する助言・提案等を行うことなどとしている。

■ソフトウェア・サービス <3733>  10,110円  -1,450 円 (-12.5%)  本日終値

ソフトウェア・サービス<3733>は5日ぶり反落。前週末5日取引終了後、上期(25年11月~26年4月)連結決算を発表。売上高は243億3400万円(前年同期比20.8%増)、営業利益は41億8000万円(同2.2%減)となった。電子カルテをはじめとする医療情報システムの普及拡大に向けた動きが追い風となった一方、半導体価格の高騰による調達コストの増加などが利益面で重荷となった。これがネガティブ視されたようだ。

■キオクシア <285A>  71,880円  -6,260 円 (-8.0%)  本日終値

キオクシアホールディングス<285A>が急落。これまでサポートラインとして機能していた5日移動平均線を大きくマドを開けて下放れる形となっている。前週末にソフトバンクグループ<9984>を抜き、プライム市場で時価総額2位に浮上し話題となったが、きょうはその余韻に浸る間もなく急速に値を下げている。前週末の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が1100ポイントを超える急落をみせたが、それに輪をかけて記録的な暴落となったのが半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)で下落率は10%を超えた。東京市場でもAI・半導体関連相場の象徴となっているキオクシアをはじめ広範囲の銘柄が売りの洗礼を浴びている。米国株市場では個別にメモリー大手のマイクロン・テクノロジー<MU>が13.3%安、キオクシアと同業態で連携関係にあるサンディスク<SNDK>が11.4%安といずれも大きく水準を切り下げており、リスク許容度の低下した海外マネーの投げを誘発している。

■HIOKI <6866>  12,630円  -640 円 (-4.8%)  本日終値

HIOKI<6866>が反落。前週末5日の取引終了後に、26年12月期の連結業績予想について、売上高を430億円から477億円(前期比17.7%増)へ、営業利益を76億8000万円から95億円(同39.9%増)へ、純利益を60億円から75億4000万円(同38.2%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間・期末各100円の年200円から中間・期末各120円の年240円に引き上げた。これを受けて朝方は高く始まったものの、全体相場が下落するなかマイナスに転じた。市場環境が堅調に推移するなか、同社の計測器に対する需要も引き続き好調に推移していることが増額修正の要因としている。同時に、上限を40万株(自己株式を除く発行済み株数の2.98%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表した。取得期間は6月15日から11月30日までで、株主への一層の利益還元と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

■サクサ <6675>  1,901円  -94 円 (-4.7%)  本日終値

サクサ<6675>は4日ぶりに急反落。前週末5日の取引終了後、未定としていた27年3月期の連結業績予想を発表した。売上高予想は475億円(前期比7.7%増)、営業利益予想は10億円(同52.1%減)、最終利益予想は165億円(同12.0倍)としており、大幅な営業減益の見通しを嫌気した売りが出た。3月にニューテックを子会社化したことで既存事業の減益を補って増収となるものの、部材高騰や人件費の増加などにより営業減益を見込む。あわせて30年3月期を最終年度とする中期経営計画(27年3月期~)を開示。30年3月期に営業利益50億円(26年3月期は20億8900万円)、ROE(自己資本利益率)8.0%(同4.3%)の達成を目指す。27年3月期は「事業構造変革期」と位置付け、経営基盤強靱化を図る。同時に事業構造変革に伴うネクストキャリア支援制度(転進支援制度)の実施や老朽化している工場を譲渡する方針、工場の生産機能を移管する新工場の建設に着手することを公表した。また、配当方針については28年3月期~30年3月期はDOE(株主資本配当率)4%又は最終利益から税金負担分を考慮した特別損益合計額控除後の額を基準とする総還元性向100%のいずれか高い方とするという。そのほか、サクサと同社子会社のシステム・ケイがセーフィー<4375>と映像ソリューション領域で戦略的業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。

■TOTO <5332>  7,664円  -339 円 (-4.2%)  本日終値

TOTO<5332>は安い。同社はこの日、システムバス・ユニットバスの新規受注について、9日から通常通りの注文受け付けと標準納期での対応を再開すると発表した。原材料の供給見通しが立ち、安定的な製品供給の維持が可能な状況となったため。同社株は4月下旬に発表した決算内容が好感されて買いを呼び込み、ここのところ上場来高値圏を舞う展開が続いていた。ただ、目先は上昇一服となり、きょうは全体波乱相場にツレ安する格好で軟調な値動きを余儀なくされている。今回の発表に対する株価の反応は限定的となった。

■中村超硬 <6166>  614円  +100 円 (+19.5%) ストップ高   本日終値

中村超硬<6166>が連日でストップ高の水準に買われた。同社が5月14日に発表した26年3月期連結決算は営業損益が1億6300万円の赤字だった。今期の営業損益予想は1億6000万円の赤字。経常損益については4期連続の赤字予想となっており、決算発表を受けて株価は急落。6月3日に安値435円を形成した。今期は新素材実装機用ノズルの量産拡大と、半導体分野での吸着コレットの拡販などを図る同社だが、ここに来てレアアースの回収などで成長が期待されているナノサイズゼオライトに対し、市場参加者の関心が向かうようになった。子会社Zeo Nextのホームページではトップページにおいて「カミングスーン」との表示があり、新たな情報発信がなされるとの思惑が一部の投資家の間に台頭。値幅狙いの短期マネーの流入を誘う形となり、この日も買いが継続したようだ。

■HODL1 <2345>  245円  +26 円 (+11.9%)  本日終値

HODL1<2345>が後場急動意。午後1時ごろにシンガポールのWeb3テクノロジー企業で、SBIホールディングス<8473>やソニーグループ<6758>が出資をするスターテイル・グループと業務提携基本合意書を締結したと発表しており、これを好材料視する買いが入った。今回の基本合意書の締結により、両社はブロックチェーン関連プロダクトに関する開発支援やIPプロジェクトなどの紹介、その他協業や、日本円ステーブルコインをはじめとした関連事業開発、顧客開拓、ユースケース創出及び事業領域などで協議・検討する。なお、現時点において同件が業績に与える影響は軽微としている。

■小野測器 <6858>  905円  +52 円 (+6.1%)  本日終値

小野測器<6858>が4連騰。全体相場はAI・半導体関連セクターで時価総額の大きい主力銘柄を中心にリスク回避目的の売りがかさんでいるが、AI関連から距離を置いた中小型の好業績株の一角にはリターンリバーサル狙いの根強い買いも観測される。同社は電子計測機器で高い実績を誇り、振動・騒音の低減などで高技術を持つニッチトップ企業。業績も好調で営業利益は4.1倍化した25年12月期に続き、26年12月期も前期比87%増の11億円と高変化を見込んでいる。キャッシュリッチ銘柄でR&Dにも積極的に取り組んでいる。PBRが0.5倍台と割安感が際立つなか配当政策にも前向き。高成長かつ割安なニッチトップという、今の荒れた地合いに見合ったヘッジ対象としてのニーズで買いを誘引している。

●ストップ高銘柄

日本ケアサプライ <2393>  3,025円  +501 円 (+19.9%) ストップ高   本日終値

VALUENEX <4422>  915円  +150 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値

CINC <4378>  753円  +100 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

フィックスターズ <3687>  2,935円  -700 円 (-19.3%) ストップ安   本日終値

HPCシステムズ <6597>  5,620円  -1,000 円 (-15.1%) ストップ安   本日終値

以上、2銘柄

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