話題株ピックアップ【夕刊】(2):シーイーシー、住友ベ、COTA
■シーイーシー <9692> 2,064円 +84 円 (+4.2%) 本日終値
シーイーシー<9692>が大幅続伸。11日の取引終了後に発表した第1四半期(2~4月)連結決算が、売上高167億9400万円(前年同期比17.2%増)、営業利益23億1500万円(同29.7%増)、純利益15億9100万円(同26.2%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。前期に引き続きネットワーク機器を含む官公庁向け大型案件が牽引したインフラ構築が好調に推移した。また、注力事業のセキュリティーサービスでも官公庁向けに自社製品が大幅に伸長した。27年1月期通期業績予想は、売上高680億円(前期比3.2%増)、営業利益77億5000万円(同5.6%増)、純利益56億円(同7.7%増)の従来見通しを据え置いた。なお、同社では5月22日に上期業績予想を上方修正したが、通期予想の修正については精査中であるため第2四半期決算時に開示するとしている。同時に上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の3.84%)、または20億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視されたようだ。取得期間は6月12日から11月30日までで、取得した全株式は来年1月15日付で消却するとしている。
■住友ベークライト <4203> 6,480円 +145 円 (+2.3%) 本日終値
住友ベークライト<4203>が続伸。前日にフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が大幅高となったことなどを背景に、半導体封止用エポキシ樹脂成形材料などを手掛ける同社への関心が高まっているもよう。また、同社はきょう、ジアリルフタレート(DAP)樹脂を用いて耐トラッキング性及び絶縁性に優れたプリプレグ・積層板を開発したことを明らかにしている。これは、熱硬化性樹脂であるDAP樹脂を用いて高絶縁、高耐トラッキング性、耐熱性を持ち、更にガラスクロスと複合させた積層板ならではの高い強度が特徴。用途としては、電気自動車(EV)や産業用電源装置、電子機器などの高電圧で使用される絶縁部品や絶縁構造部材などを想定している。
■コタ <4923> 1,143円 +14 円 (+1.2%) 本日終値
コタ<4923>が反発。11日の取引終了後に、毛髪の糖酸化現象を抑制する「糖酸化ダメージ抑制剤」に関する特許権を取得したと発表しており、好材料視された。今後、糖酸化現象による毛髪の硬化や感触の低下の抑制につながる新規ヘアケア製品の開発へ活用する予定という。なお、27年3月期業績への影響はないとしている。
■王将フードサービス <9936> 2,751円 +32 円 (+1.2%) 本日終値
王将フードサービス<9936>がしっかり。11日の取引終了後に株主優待制度の拡充を発表したことが好感された。現行制度では毎年3月末日及び9月末日時点で100株以上を保有する株主を対象に株主優待券を2000~1万7500円分(年4000~3万5000円分)提供していたが、26年9月末日時点の株主から優待券を2500~2万1000円分(年5000~4万2000円分)に引き上げる。また、より使いやすい電子チケット(スマートフォン・紙併用型)へ変更する。同時に、オーストラリアに100%子会社を設立すると発表した。餃子を主役に炒飯・麺類・定食などを熱々、スピーディー、手頃な価格で提供する日本発のファストカジュアル型餃子ダイナーを展開する。なお、27年3月期業績への影響は軽微としている。
■大豊建設 <1822> 741円 +8 円 (+1.1%) 本日終値
大豊建設<1822>がしっかり。11日の取引終了後に自社株300万株(消却前発行済み株数の3.37%)を6月23日付で消却すると発表したことが好材料視されている。消却後の発行済み株数は8601万5815株となる。
■杏林製薬 <4569> 1,150円 +11 円 (+1.0%) 本日終値
杏林製薬<4569>は小動き。11日取引終了後、慢性咳嗽(まんせいがいそう)治療用アプリ「KRP-DC125」の検証的試験(治験)を開始したと発表した。同アプリは米Hyfe社とともに開発を進めているもの。既存治療では改善が不十分な慢性咳嗽患者を対象として、通常治療に同アプリを上乗せした時の有効性と安全性を評価するという。あわせて新製品(追補収載品)の発売も発表した。
■3DM <7777> 359円 -80 円 (-18.2%) ストップ安 本日終値
11日に決算を発表。「今期経常は59%減益へ」が嫌気された。
スリー・ディー・マトリックス <7777> [東証G] が6月11日大引け後(16:00)に決算を発表。26年4月期の連結経常損益は39.7億円の黒字(前の期は24.8億円の赤字)に浮上したが、27年4月期の同利益は前期比58.7%減の16.4億円に大きく落ち込む見通しとなった。
■ビジョナル <4194> 7,391円 -665 円 (-8.3%) 本日終値 東証プライム 下落率7位
ビジョナル<4194>が逆行安。同社は11日の取引終了後、26年7月期第3四半期累計(25年8月~26年4月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比24.3%増の731億5700万円、最終利益は同13.2%増の142億1400万円となった。大幅な増収増益となったものの、下期偏重の成長投資の影響があって、2~4月期は減益で着地した。会社側は通期計画に対して着実に進捗しているとの見方を示すものの、物足りなさを意識した投資家の売りがかさんだようだ。8~4月期は「ビズリーチ」や「ハーモス」が成長し、収益を押し上げた。
■アインホールディングス <9627> 5,674円 -298 円 (-5.0%) 本日終値
アインホールディングス<9627>は軟調。11日取引終了後に26年4月期連結決算を発表し、売上高は6478億3400万円(前の期比41.8%増)、営業利益は298億3200万円(同76.8%増)だった。調剤薬局を手掛ける主力のファーマシー事業が好調だったほか、「アインズ&トルペ」を運営するリテール事業も伸びた。続く27年4月期の売上高は7215億円(前期比11.4%増)、営業利益は325億円(同8.9%増)を計画。配当予想は100円(前期同額)とした。良好な見通しを示したものの、目先は材料出尽くしとの見方から利益確定売り圧力が強まったようだ。
■アサヒ <2502> 1,496.5円 -48.5 円 (-3.1%) 本日終値
アサヒグループホールディングス<2502>が反落。11日の取引終了後に、集計中の25年12月期の連結業績について、売上高が従来予想の2兆9500億円から2兆8900億円(前の期比1.7%減)へ、営業利益が2550億円から1850億円(同31.2%減)へ、純利益が1675億円から1200億円(同37.5%減)へ下振れて着地したと発表したことが嫌気された。昨年9月のサイバー攻撃によるシステム障害などの影響で、売上高が想定を下回ったことに加えて、原材料費の想定以上の高騰や、減損損失及びシステム障害関連費用の発生なども響いた。なお、25年12月期決算については、7月8日に開示を予定している。
株探ニュース